古民家暮らし、田舎暮らしって、実際どんなことが大変でどんなことが楽しいのか、リアルな声を聞いてみたいですよね。特にこれから地方への移住を検討している人にとっては超重要なテーマです。
ということで、実際に田舎暮らしと古民家暮らしを行って1年が経過した筆者ら夫婦が、自分たちの生活を振り返りながら解説をしてみます!
私たちもたくさんのことを学び、引越してまだ1年しか経っていないとは信じられないくらい色濃い時間を過ごしました。辛いことも、楽しいことも、とにかく盛りだくさんです。
この記事では、この1年間で大変だったことを7つ、嬉しかったことを7つ、夫婦の対談形式でご紹介しています。
これで、田舎暮らしや古民家暮らしのリアルな様子が伝わりますように!
古民家の暮らしで大変だったこと
【1】住み慣れるまで怖かった
最初は街灯もほとんどない集落で、庭にも明かりがないため、寝れるかなと不安でしたが、布団をかぶって寝れました。友達が泊まりに来ることも想定して、他の部屋でも寝てみたりしました。
【2】引越し後のお掃除
キッチンとリビング部分はリフォームしたけれど、そのままでも住めそうな物件を購入しました。それでも何年か人が住んでいなかった家の埃を取り除くのは大変でした。
【3】広い庭の手入れ
この物件を購入する前に900坪と聞いて、どうにか草刈り間に合うくらいかなと覚悟していたのですが、出来るところから無理せず頑張るという暮らしが続いています。特に、壁のような大きく高い土手の草刈りに苦労してます。
【4】ムカデとの遭遇
ムカデが多いのは産卵期の5~6月、大きなムカデをペアで見かけます。熱湯をかけて殺すのが良いらしく、いつも急いでお湯を沸かしています。
【5】車の運転
中央の白線がない細い道で対向車とすれ違うのが怖い、セルフだからガソリンをどうやって入れていいか戸惑った、洗車のやり方も定員さんに教えてもらった、など全てが初めてのことでした。
【6】家事が増えた
掃除機をかける負担を減らすのにお掃除ロボットを購入したりして、改善方法については試行錯誤しているけれど、マンションでのスマートな暮らしとは縁遠い気がします。洗濯物を干すにしても、洗濯物をもって遠い庭に行くのさえ手間です。雨の日は車で10分のコインランドリーまで移動。古民家の湿気で家干しは出来ないんです。大変です。
【7】冬がとっても寒い
冬には「しもやけ」が人生で一番ひどくなって、塗り薬をもらいに行ったよ。家には断熱材を入れてもらっていたし、断熱性のカーテンを選んだり、窓に断熱シートを貼ったり工夫したよ。
古民家での暮らしで嬉しかったこと
【1】夫婦で民泊を始めた
引っ越してきて半年くらいたって、茨城県に民泊の届け出を提出。書類を揃えるのも大変だったし、そのあとお客さんを迎えるのも試行錯誤の連続で大変でした。ただ、夫婦で一つの仕事をするのって本当にうれしいことです。
【2】庭で食べ物が採れた
小さな家庭菜園で、春はジャガイモ、夏にはナスやキュウリやピーマン、秋になってもうすぐ春菊や小松菜が収穫できます。自分の家で食べ物が育つのが嬉しかったです。
【3】感性が豊かになった
まさにこの記事でお伝えしている、大変なこと、嬉しいこと、は感性が生まれるために必要な要素だと思っています。特に大変なことって、涙が出るくらい苦しいときもあるんですけど、その分「生きてるなあ」と感じるきっかけになります。
【4】ヤギを飼い始めた
小屋の掃除、餌やりなどが大変だけど動物を飼っているのは幸せです。想像できない奇想天外な動きをするから面白いです。
【5】両親が遊びに来てくれる
普段から都市部に住んでいるから、田舎に来てゆっくりしてもらえてよかったと思っています。また、季節の果物を送ったりしています。
【6】夕日がきれい
引っ越す前にこの物件を見て、気に入ったところは、霞ヶ浦に沈む夕日が見えるところでした。筑波山もくっきり見えて、空気が澄んだ日は富士山が見えます。街灯が少ないから星空もきれいで、この星空のきれいさはニュージーランドにホームステイしていた時を思い出します。
【7】焼き芋がおいしい
茨城県行方市はサツマイモの産地です。直売所には、そのシーズンでおすすめの品種が焼き芋として売られていて、よく買っています。また、周辺には、焼き芋の専門店もあります。また、自分たちで作ったものは、感動ものです。
まとめ
ここまで、古民家暮らし、田舎暮らしを1年間行ってみて感じた大変なこと、嬉しかったことをまとめてみました。移住生活では、想像がつかないくらい濃い時間を過ごすことができると思います。いろいろな覚悟が必要です。ではまた。