移住

【移住】物件検討~購入~諸手続きの流れを時系列で解説

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困ったさき
困ったさき
古民家に住みたいけど、何から手を付けていいのか分からない……!

何となく古民家に憧れがあるけどどうやって進めたらいいの?筆者もすごく疑問に思っていました。

そこで同じような疑問を持っている方向けに、実際に筆者が物件を検討し始めたとき~暮らし始めるまでのスケジュールを時系列順にぜんぶ並べてみました。賃貸物件への引越しとは異なり、手続きの量の多さに驚きました。

この記事では時系列順でやったことをご紹介しています。文頭に記号を付けているのは、関連業者を分かりやすくするためです。関連業者は全部で5つ(不動産屋、銀行、リフォーム、引越し、公的機関)です。

生活が安定するまで時間がかかります。どんなことに、どれくらいの時間がかかるのかあらかじめ把握できると安心です!

記号の説明

 不動産屋関連

 銀行(住宅ローン)関連

 建築士・リフォーム業者関連

 引越し関連

 公的機関(市役所・警察・法務局)関連

2017/10/27 夫婦で同居スタート

入籍後約3か月を経て、12階建てマンション(契約は2年更新)で同居を始めました。

2018/10/20 1件目の古民家を見学

マンション生活1年を経過した頃、二人の話合いにより「古民家で暮らしたい案」が浮上します。

そこで不動産屋の知人に相談し、さっそく物件を紹介してもらうことに。このときはまだ「古民家ってどんなもんだろう?」という興味半分で見学をさせてもらいました。

この物件は立地も家の雰囲気もばっちりだったものの、結局は売り主事情により契約はできませんでした。

2018/11~2019/3 物件探し期

具体的にやっていたことは以下です。

  1. 不動産屋の知人、地域の不動産屋に古民家を探していることを伝え、いい情報があったら流してもらうように依頼
  2. インターネットで「古民家、空き家、○○市(住みたい地域)」をこまめに検索

※空き家バンクはほとんど登録がなく使えませんでした。

2019/3/30 2&3件目の古民家を見学

気になる物件があったので、インターネット経由で見学を申し込みました。

現地を見てとても気に入りましたが、先約の方が購入決定をされた関係で契約できませんでした。

2019/5/18 4&5件目の古民家を見学

インターネットで検索中、気になる物件があったため、現地見学を申し込みます。結果は想像よりもボロボロのお宅で気が進みませんでした。

このタイミングで不動産屋の担当者がインターネットには掲載されていなかった別の物件(最終的にココが私たちの住まいになりました!)をご紹介してくれます。

2019/5/20 購入を決定

不動産屋へ電話で購入意思をお伝えしました。このタイミングで値引き交渉も行いました。

2019/5/26 購入する古民家の再見学&購入申込書にサイン

最終確認のため、現地の再見学をお願いしました。

見学後、不動産屋の事務所を訪ねました。このタイミングで、正式な購入申込書にサインをしました。数日内に手付金を支払うように指示されます。

2019/5/28 手付金の支払い

手付金を支払うことで、もし物件購入をキャンセルしたくなった場合(逆に不動産屋が売りたくなくなった場合も含む)、ペナルティがかかるようになります。物件購入の際に必ずお支払いするものです。

2019/5/28 建築士と打合せ

建築士の知人にキッチンとお風呂場のリフォームを依頼することにしたので、メッセージ上で打ち合わせを行いました。

不動産屋にリフォームを依頼することもできましたが、知人への依頼を優先しました。

2019/5/30~数日間 住宅ローンの仮審査申し込み

住宅ローンの仮審査が通らなければ物件は購入できませんので、早急に住宅ローンの仮審査を行います。

書類を揃えるのがひと手間ですが、インターネットで各銀行の住宅ローン仮審査に申し込んでいきます。

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2019/6/14 つくば銀行インフォメーションプラザで面談

いくつかの銀行で仮審査をしました。そのうちつくば銀行と話が進み、面談のため店舗を訪ねることになりました。

数日後、仮審査が通った連絡があります。仮審査通過の結果は不動産屋へ共有します。

2019/6/30 不動産屋で本契約

重要事項説明37条書面(契約書)の取り交わしをしました。

2019/7/5 建築士に住宅ローン本審査で必要な書類を伝達

住宅ローンの仮審査が通り、不動産屋との契約も終えると、次は本審査になります。

本審査に必要な書類を集める必要がありますので、建築士など各関係者へ協力を求めます。

2019/8/17 住宅ローン本審査書類の提出完了

私たちは書類を集めるのに時間がかかってしまった方だと思います。

2019/9/3 銀行で金銭消費貸借契約を交わす

銀行で住宅ローンの本契約を行います。担当者と半日一緒に同行し、現地の物件確認などを行います。

【移住】東日本大震災の被災者限定!筑波銀行のあゆみ住宅ローン(2023年6月更新)筑波銀行のあゆみ住宅ローンってどんな商品なんだ?茨城県の地銀・筑波銀行に「あゆみ住宅ローン」という商品があります。これは東日本大震災の被災者が利用できるものです。震災当時、震災を受けた地域にお住まいだった方は該当する可能性が高いですが、もう少し商品内容について知っておきたいですよね!そこで「あゆみ住宅ローン」を実際に組んでいる筆者が解説します。この記事では、あゆみ住宅ローンの概要、金利、申込時に必要な書類、取扱手数料と保証料、返済方法をご紹介しています。これで「あゆみ住宅ローン」のことが分かるようになりますよ!...

2019/9/13 融資実行・所有権移転

大切な日です。

銀行、不動産屋、司法書士、契約者(夫)が総出で集まり、銀行からの融資と所有権の移転(登記は司法書士が担当)が行われました。この日から古民家は私たちのものになりました。

【移住】今さら聞けない!不動産登記とは?どこでなんの為にする?……今さらだけど「不動産登記」ってなに?日常生活のなかで耳にする「不動産登記」という言葉。実はよく分かっていなかったりしますよね。そこで登記について勉強してきた筆者が基礎的な情報をコンパクトにまとめることにしました。この記事では「不動産登記」ってなにか、どこで、なんの為にするのかをご紹介しています。特に今後、物件購入を検討している方にとっては深く関わってくるテーマとなります。サラッとでも知っておくといいかもしれません。これで「不動産登記」の基礎情報を把握できますよ!...

2019/9/13 TOTOショールーム見学

建築士と一緒にショールームを訪れ、リフォーム予定のキッチン、洗面所の詳細なデザインを打合せました。

2019/9/20 建築士へリフォーム代金の一部入金

物件購入後はいろいろと費用がかさみます。

一度に多額の出費を抑えたい方は、リフォームの支払いで利用できるリフォームローンの利用も検討してみるといいと思います。私たちは負債を抱えることに気が進まなかったので、現金で対応しました。

2019/9/26 引越し業者が決定する

引越しの約1か月前に見積もりと成約をしました。

【移住】リピート必至!人力引越社をおすすめする7つの理由引越し業者って多くない?人力引越社はどうなんだろう?引越しが決まると、どこの業者に頼むか迷いますよね。何社も見積もりをとるのは面倒だし…。そこで自信を持っておすすめしたいのが人力引越社です。実はサービスがよすぎて、筆者は過去4回も利用した経験があります。この記事では、人力引越社をおすすめしたい具体的な理由を7つ、契約の流れをご紹介しています。これで引越し業者に悩む必要がなくなりますよ!...

2019/10/23 マンション暮らしをしていた自治体から転出

お引越しの際に必須となる行政手続きに「転出と転入」があります。これまでお世話になった市役所へ転出届をもらいに行きました。

 2019/10/26~27 引越し準備

ひたすら荷物を詰める二日間でした。

 2019/10/28 引越し当日

引越し業者は、「人力引越社」を選びました。手際よい作業で助かりました。

2019/10/28 市役所・警察署訪問

市役所へは転入届の提出、定住助成金のヒアリングのため行きました。警察へは免許証の住所変更のために行きました。

2019/11/19 市役所へ補助金申請

新生活を始めた自治体では、定住応援助成金が用意されていたので、書類を用意し、申請しました。(書類の不備があって、11/26にも訪問しました)

2019/12/25 助成金の入金確認

11月に申請していた自治体の助成金が振り込まれていました。たくさんのお金が必要となる時期だったので、助かりました。

その他の手続き

物件を取得してから60日以内に、役所へ不動産取得税の申請に行く必要があります。

【移住】いつまでに自己申告?不動産取得税の申請方法・申請書の書き方不動産取得税ってなに?どうやって申請するの?土地や家を購入し、めでたく新居住まいが始まった!……はいいものの、すっかり忘れ去られがちな税金があります。それが不動産取得税です。自己申告制なので自ら動く必要があります。でもどうやって申請するのか分からないですよね。そこで古民家を購入後不動産取得税を支払った筆者が経験をもとに解説します。この記事では、不動産にまつわる税金、不動産取得税の概要、申請方法、申請書の書き方をご紹介しています。これで不動産取得税について理解が深まりますよ!...

私たちは物件購入後、敷地内にあった物置を解体工事したので、その後処理で法務局と市役所へ行く必要がありました。

【移住】自分で法務局へ!建物滅失登記・建物表題変更登記の方法建物滅失登記と建物表題変更登記を自分で行いたいけど、どうやるの?自宅の敷地内にある建物(居宅、倉庫、物置など登記されている建物)を取り壊した際には、法務局への申請が必要となります。具体的には「建物滅失登記」もしくは付属建物滅失による「建物表題変更登記」と呼ばれています。依頼すれば土地家屋調査士が代行してくれる作業ですが、きちんと書類を集めれば自分でできます。そうであれば自分で行いたいですよね!そこで実際に自分で申請を行った筆者がその方法を解説します。この記事では、申請が必要な場面、建物滅失登記と建物表題変更登記の違い、必要な書類、書類の書き方をご紹介しています。これで費用をかけずに自分で建物滅失登記と建物表題変更登記ができるようになります!...
【移住】記入例も!建物取り壊し後は役所へ家屋滅失届を出そう敷地内の建物を取り壊したけど、役所に報告って必要あるのかな?古民家を購入すると、母屋のほかに倉庫や物置など、付属の建物が付いてくる場合があります。これらは老朽化などにより物件購入後、取り壊してしまうことも考えられます。その際、市町村役場へ提出が必要な書類が「家屋滅失届」です。聞き慣れない書類で申請方法や書き方が分からないですよね!そこで実際に敷地内の倉庫を取り壊し、申請の手続きを完了した筆者が解説します。この記事では、家屋滅失届の概要、提出不要なパターン、記入例などをご紹介しています。これで家屋滅失届の基礎知識~実際の提出方法まで一気に分かるようになりますよ!...

まとめ

理解したさき
理解したさき
古民家検討~住み始めまで丸々一年かかっている!

ここまで物件検討~購入~その後の諸手続きまでの様子を時系列純にご紹介してきました。

この流れはあくまで私たちの場合ですので、参考までに留めてもらえればと思います。ではまた。

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さき
▼さき(妻)▼海のある町で育ち、現在は湖畔で生活中 ▼当ブログでは田舎暮らしの工夫や発見を気ままに発信中 ▼ヤギのお世話が好き