古民家への引越し時には、当初予想しなかったお金がかかります。マンションと違って、長い縁側に使用するカーテン、工具・道具類、生ごみを堆肥化するコンポスト……と欲しいものがたくさんありますよね。どこで揃えるのが便利で安価になるでしょうか?
そこでこの記事では、フリマアプリ、ネットショップ、実店舗などを活用し、私たち自身がどのように必要なものを揃えていったか紹介します。
中には、SNSで呼びかけて使っていないものをもらったり、少しずつ自分たちで工作したものもあります。一度に全部揃えるのは大変だと思いますので、急がないものはネットショップや実店舗で購入せず、フリマアプリやリサイクルショップを巡って地道に探すのもいいかもしれませんね。
【1】SNSを使う
まずは、SNSを使って欲しいものをつぶやいてみるのがオススメです。
家具・家電は引っ越すタイミングやライフスタイルの変化で使用しなくなったり、処分しないといけなくなることがあります。言うだけ言って、貰えるもの・安く譲っていただけるものがないか聞いてみましょう。
【2】フリマアプリを使う
次にフリマアプリを覗いてみると良いでしょう。
フリマアプリは、フリーマーケットのようにユーザー間(CtoC)で売買できるスマホアプリです。代表的なものに、メルカリ・ヤフオク・ジモティ・ラクマなどがあります。それぞれ簡単に特徴を説明します。
メルカリ
フリマアプリの中で利用者が最も多いのがメルカリです。利用者は若者・女性が中心です。値下げ交渉を行うなどメルカリ独自の文化にも注目です。
食器や小物など送料がそれほどかからないアイテムはメルカリで揃えるのがよさそうです。
ヤフオク
メルカリに並んで利用者が多いのがヤフオクです。利用者の年齢層も高めで、インターネットの売買に慣れた利用者が多い印象を受けます。
DIYの道具などはヤフオクで揃いやすいです。
オークション形式で購入するので、競り負けることも多々あります。自動入札機能もあるので「ここまでなら出してもいいな」と思う最高額を設定しておくと、その額まで自動で入札してくれます。
ジモティ
ジモティは「地元の掲示板」が名前の由来になっています。
大型の家具・家電などの取引に便利です。エリアで検索して、実際に受け取りに行ける場所で絞り込んで検索することが出来ます。
(番外編)ペットのおうち
これは番外編です。動物の里親を探すマッチングサイトです。
犬や猫だけでなく、ウサギ、ハムスター、インコ、そしてイグアナまで里親の募集があります。アプリの利用料が月額280円かかりますが、これから動物を飼いたい方におすすめです。
【3】リサイクルショップで探す
そして便利なのがリサイクルショップですよね。大型のものはネットで購入しにくいため、リサイクルショップに頼りたいところです。
私たちは古民家で生活しているので、重厚感のある掘り出し物がないか探索しました。未だ思っていたような家具は見つかっていませんが、取り急ぎリビングのテーブル、電気ストーブなどを入手しています。
【4】自治体のリサイクルイベントで入手
地方自治体では、ゴミの減量化・再資源化を推進するために、家庭から『粗大ゴミ』として収集または持ち込みされた物の中から、再利用可能な家具などを再生し販売する取組を行っているところがあります。
しっかりしたものが、格安で手に入るかもしれませんので、お住まいの自治体のリサイクルイベントについて調べてみるといいかもしれません。
引っ越し当初、行方市は年に1回リサイクルイベントを行っていて、入札で一番高い額を書いた人が購入できる仕組みでした。現在はメルカリと連携した販売へとシフトしています。フリマアプリと連携する自治体、定期的にリサイクルイベントを行う自治体に別れています。詳細は各自治体へご確認ください。
【5】ネットショップで購入
足りないものはネットショップで購入しましょう。
ものによっては、実店舗より安く購入することが出来ますし、デザイン性を求めるものについてはたくさんの商品から選ぶことが出来ます。また、専門店が少ない地方において、家まで商品を届けてくれるのは大変ありがたいです。
ご存知と思いますが、Amazonをよく使用する方はAmazonカードまたはJCBカード、楽天をよく利用する方は楽天カードで、ポイントがたまりやすく大変お得です。
【6】補助金を活用
意外なものが補助金の対象になっていますので、自治体の補助制度は知っておくといいでしょう。
補助金を活用するのは、慣れない書類をたくさん書いてとても面倒な気持ちは分かりますが、努力した時間に見合う(それ以上の)価値があると思います。
【7】実店舗で購入
もちろん実店舗も利用します。
ホームセンター(カインズホーム)
毎週のように、ホームセンター(カインズホーム)に行って、道具などを買っています。引っ越したばかりの頃も然りです。
ここに棚が欲しいなぁと思ったときに、突っ張り棒が欲しくなりますし、庭仕事の道具から洗濯カゴまで何でもそろっているので助かっています。
カインズホームのプライベートブランドは、かわいいし、お手ごろな価格です。座布団やマットレスなどを購入しました。また、日常的には、野菜の種・花の苗からミネラルウォーター、蚊取り線香まで本当にいつも活用しています。
家具店(ニトリ)
カーペットやカーテンはニトリで購入しました。カーテンは、長く引きずってもダメで、短いのもダメなので、業者さんによっては特注をおすすめしてきます。
我が家では、規格品でたまたまサイズがあったのですが、定型のものが長すぎたり、身近過ぎたりした場合は、カーテンレールの位置を上下させて対応しましょう。
家電量販店(ケーズデンキ)
家電製品の多くは、引っ越す前のマンションから持ってきましたが、一部はケーズデンキでお世話になりました。
ただ家電製品は高価ですので、店舗内で商品を見つつ、同じ商品をネットショップで購入したりもします。
【8】自分で作る
ホームセンターで木材を買って、または庭に生える竹を切って、自分で作るのも田舎暮らしの醍醐味ですよね。
例えば、古民家では、床の木材の節が抜けていることがよくあるようで、抜け節を埋める作業なんかは少しずつ行いました。
障子の張替えも枚数が多いため、業者に依頼すると高くなりますが、自分たちで簡単におこなえます。
その他、畑に柵を作ったり、ヤギの小屋を作ったりと、小さなことからDIYできるようになっています。少しずつ大きな仕事が出来るようになればと思っています。
まとめ
この記事では、古民家に移住して必要なものをどのように揃えていったか解説しました。メルカリなどフリマアプリの活用や、SNSで友達によびかけてみるのもありだと思いました。
必ずしも「買うだけ」が選択肢ではないのがポイントでしたね。この記事がこれから移住をする方のお役に立てれば嬉しいです。ではまた。