暖房器具って種類が多くて、何を選んだらいいか分かりづらいですよね。パンフレットを見たり、店員さんの説明だけではいまいちピンときません。実際に使ってみたことがある人から生の声が聞きたいですよね!
ということで、寒さが苦手なことだけには自信がある筆者が解説をしてみます!あまりの寒がりで、これまで8種類の暖房器具を試したことがあります。
この記事では、それぞれの暖房器具の使い心地とメリット・デメリットを赤裸々にご紹介しています。また、古民家など木造住宅で向いているなと感じる暖房器具も勝手に選んでみました。
使った時の感じ方は人それぞれだと思いますので、あくまで参考程度にお願いします。これで、各種の暖房器具の良さ悪さを比べることができますよ!
古民家・木造住宅でのおすすめは何?
一言で言ってしまうと、メインの暖房器具でおすすめなのは「ガスファンヒーター」です。
ただ、それだけだと広い古民家では事足りないので、その他の暖房器具をいくつか補助的に使用するのがいいと思います。もちろんガスファンヒーターを何台か設置できるなら、それも良いですね。
スイッチを付けてすぐに温風が出て、威力も抜群、臭いもしないガスファンヒーターはとても優秀なアイテムです。詳しくは以下の記事でご紹介しています。
以上を踏まえたうえで、それぞれの暖房器具の使い心地をお伝えしていきます!
【1】ガスファンヒーター(うちのメイン)
使い心地
抜群によいです。スイッチオンしてすぐに温風が出ますし、威力も強いし、燃料補給の必要もなし!いいとこどりの暖房器具だと思います。
使う燃料
- ガス
- 電気
メリット・デメリット
メリット
- スイッチを入れて約5秒で温風が出る
- 威力が強い
- 部屋全体がすぐに暖まる
- 臭いがしない
- 乾燥しない
- 持ち運びがラク
- 軽くてお片付けもラク
- 燃料を補給する必要がない
デメリット
あまりデメリットはありませんが、強いて言うなら……
- 使用にあたりガス栓が必要になる
- ガス栓新設工事で2,3万円かかる
- 3年おきくらいにオーバーホールが必要になる(※オーバーホールとは、ガスファンヒーター内部の清掃作業のことです。部品を取り外して機器本体内部のホコリや汚れを落とします。自分でできなければ、ガス屋さんに依頼しやってもらいます。オーバーホールすると、機器の寿命が長くなります)
【2】セラミックヒーター(うちのサブ)
使い心地
スイッチを付けてすぐに温風が出るのはいいのですが、威力がイマイチ弱く物足りないです。トイレや洗面所などに補助的に使うといいかもしれません。
使う燃料
- 電気
- (種類によっては水)
メリット・デメリット
メリット
- スイッチを入れてすぐに温風が出る
- 臭いがしない
- コンセントに差し込むだけで使える
- 軽くて移動がラク
- ピンポイントで手足を温められる
- ちっちゃくて使いやすい
デメリット
- 部屋全体を暖めるには威力が弱い
- 無いよりはマシ、くらい
【3】石油ストーブ
使い心地
ガンガン暖かくなります。威力もあるし、部屋全体にも暖かさが広がります。ただ、燃料補給が面倒ですよね。あと消火時に灯油の臭いが気になります。我が家では現在、使われていません。
使う燃料
- 灯油
- 電気
メリット・デメリット
メリット
- 威力がとても強い
- 部屋全体が暖まりやすい
デメリット
- 燃料補給の手間がかかる
- スイッチを付けたあと待機時間がある
- 消火の時に臭いがする
- 本体が重たく移動が大変
- 運転中に動かすと停止することがある
【4】オイルヒーター
使い心地
温風が出ないタイプの暖房器具なので、風が嫌な人にはいいかもしれません。暖まるまでに時間がかかるのが一番のネックポイントです。寒がりさんには物足りないかも?
使う燃料
- 電気のみ
メリット・デメリット
メリット
- 風がなく乾燥しない
- 就寝時に一晩中つけておいても気にならない
- 末端冷え性の人は機器に触れていると手足が温かくなる
デメリット
- 温風が出ず物足りない
- 機器が暖かくなるまでに時間がかかる
- 部屋全体を暖めるには長時間使用が必要
- めちゃくちゃ重たい
- 階をまたいでの移動がツライorムリ
【5】エアコン(うちのサブ)
使い心地
一人暮らし用の狭いアパートには最適でした。小さい空間なら瞬時に暖まります。広い空間だと時間がかかってしまって、あまり活用していません。あと乾燥して喉が渇くので我が家での評価はイマイチです。
使う燃料
- 電気
- 乾電池(リモコン)
メリット・デメリット
メリット
- 臭いがない
- 部屋全体が暖まる(狭ければ狭いほど効果を感じる)
- スイッチ一つで使える
デメリット
- 設置工事が必要
- 高単価
- 肌が乾燥する
- 喉が渇く
- 室外機の音が多少気になる
- 室外機から虫がやってくる
【6】こたつ(うちのサブ)
使い心地
最高です!電気代も安く済むことで人気ですよね。スイッチを入れればすぐに暖かくなるのもありがたいです。ただ、上半身が寒いのは変わらなくて、手がかじかんだり顔が冷たくなるので、単品での使用は無理かな~と思います。
使う燃料
- 電気のみ
メリット・デメリット
メリット
- 電気代が安い
- 付けてすぐに暖かくなる
- 風がなく乾燥しない
- 冬の風物詩として雰囲気も楽しめる
- 布団を半分入れれば、コタツで寝れる
デメリット
- 上半身が寒いまま
- 部屋全体は暖かくならない
- 手がかじかむ顔が冷たい
- 正座するなど体制がツライ
【7】電気マット(うちのサブ)
使い心地
補助的に使っている暖房器具です。優秀です!特に椅子に敷いて、お尻の下を温めると最高に幸せです。足元の電気マットも心強いアイテムです。足元が冷える古民家には最適です。
使う燃料
- 電気のみ
メリット・デメリット
メリット
- 体(足、お尻など)をピンポイントで温めてくれる
- カーペットとしても利用できる
- コンセントにさすだけで使える
- マットが速攻で温かくなる
- 風がなく乾燥しない
- 大小いろいろ用途に合わせて買える
- お布団用を使えば、事前に布団の中を温められる
デメリット
- あくまで補助的に使うだけ
- 部屋全体は暖かくならない
【8】床暖房
使い心地
足元が温かくて安心できます。ただ、床暖房も補助的に使う感じですね。メインの暖房器具は別途必要になるかと思います。すでにお住まいの家に新たに設置するとなるとリフォームが必要になるので、気軽に手を出せないのが難点です。
使う燃料
- 電気orガス
メリット・デメリット
メリット
- 足元が温かくて安心する
- 冬場しもやけに悩む人にとっては予防になる
デメリット
- 工事費がかかる
- サクサク買えず手を出しづらい
まとめ
ここまで私が使ったことのある暖房器具8種類の使い心地と、メリット・デメリットをご紹介してきました。
人それぞれ使った感想は違うと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです!いくつか組み合わせて使えるといいですね。ではまた。