古民家の雨どいには、銅製の雨どいが使われていることがありますよね。
業者に頼んで修理すると、プラスチック製の雨どいに比べて高額になるといわれています。また、修理できる業者がいないため、自分で何とかするしかないとも聞きます。
この記事では、銅製の雨どいを自分達で修理した方法、その感想をご紹介しています。
結論を言うと、Amazonで「銅箔テープ」を購入し、自分で簡単に修理することができました!
雨どいから雨が漏れている
私たちは、築50年ほどの日本家屋を購入して、田舎暮らしを始めました。引っ越した時から銅製の雨どいはつなぎ目が離れて、水が駄々洩れの状態でした。
漏れた水は、壁や柱をつたって下に落ちています。濡れた壁や柱はは、緑色のコケが生えたりして、少し傷んでいそうな気がしました。
しかし、大工さんに聞いてみると、銅製の雨どいは、溶接したり、銅板を入れて修理する必要があるみたいで、その職人さんは減っているそう。そして高い費用がかかるということでした。
自分で出来る修理を
雨どいの修理を専門の業者に頼めないということは何となく分かったので、自分なりに修理をする必要があると結論しました。
修理の方法は、「銅箔テープで雨どいのつなぎ目が離れているところをつないでいく」という方法にしました。
銅箔テープとは、銅素材の粘着テープです。
硬質銅箔0.03mm素材がベースになっていて、段差直角にはよく食いつき馴染みます。仕上がりも自然な感じで施工することが出来ます。
実際に補修に使った道具は以下の5点です。
- はしご
- 銅箔テープ(補修テープ)
- ぞうきん
- はさみ
- 作業用手袋
銅箔テープを貼る前に、一度ぞうきんで綺麗にしてから貼ると剥がれにくくなります。また、銅箔で手を切らないように手袋を使用して作業しました。
修理の方法は銅箔テープを貼っていくだけです。
銅箔テープの色は目立たない
銅箔テープの色は、結構ピカピカしています。最初は、雨どいの錆びた銅の色と違いすぎて目立たないか心配になりました。
だけど安心してください。時間が経つと、銅箔テープも酸化して色が変わるため、あまり目立たなくなります。
もちろん、もともとの雨どいの質感とは多少違うこともあるかもしれませんが、もともとのキラキラしたままでなく、馴染んでいくので大丈夫です。
部品が無くなっている箇所はどうする
我が家では、部品がなくなっていて雨水が真下に流れ、はねた水が柱に掛かってしまう状態でした。雨水が柱にかからないようにバケツで防いでいました。
まず行わなければならないのは、足りない部品を入手することです。
おそらく銅製の同じ部品を入手するのは難しいと思うので、プラスチック製の同じ形・用途のものを探して、銅箔テープで目立たないように覆うのがいいと思います。
部品を探すときに、部品の名称が分からいため、探す時に悩みました。最初に雨どいの各部品の名前を調べてみます。
私は「雨どい 部品」で画像検索しました。
検索した結果、我が家では「エルボー」という、曲がったパーツがあれば修理できることが分かりました。欲しいエルボーの形を図って、似たようなサイズのものを注文します。
しかし我が家が古民家で、最近は使われていない雨どいであったため、部品が入手できませんでした。
必要な部品が購入できる場合、そのパーツに銅箔テープを貼って、つなげることで、ある程度目立たない修繕ができると思います。
私たちは、必要なサイズのエルボーが売られていなかったので、今後、代替できそうなものを購入して、修繕していく予定です。
まとめ
この記事では、銅製の雨どいの修理方法について解説しました。特に銅製の雨どいは、修理してくれる業者が少なく、修理も高額になると聞きます。そこで、銅箔テープを使って、自分で修理する方法をオススメします。
修理は穴が空いているところや、つなぎ目が切れてしまったところを銅箔テープで貼っていくだけなので難しくはありませんでした。
一方、部品のない場合は、部品の名前を調べて、代替できそうな部品を購入する必要がありました。今回は同じ形のエルボーが購入できればよかったのですが、販売されていなかったので修繕できませんでした(今後の課題です)。
この記事が、私たちと同じように古民家ならではの悩みを持つ方のお役に立てると嬉しいです。