古民家など昔ながらの家に暮らすと、防犯対策をどうしたらいいか悩みますよね。
そこで、お手軽価格で手に入り、取り付けも簡単な「サッシロック」を活用した方法がおすすめです。サッシロックとは一体何なのでしょうか?付け方や使い方は?
ということで、実際に自宅でサッシロックを設置している筆者が解説をしてみます!
この記事では、防犯対策で大切なこと、サッシロックの種類、一般的なサッシロック(圧着タイプ)の使い方、サッシロックスリム(貼付けタイプ)の使い方、使い分け方法、カラーバリエーション、をご紹介しています。
これで古民家平屋の防犯対策が少しでも進みますように!
防犯対策で大切な「時間稼ぎ」
泥棒対策は方法が様々ありますが、大切なのは「時間稼ぎ」といわれています。
万が一、泥棒に目をつけられてしまったとしても、侵入までの時間が一定時間かかれば諦めるという調査結果があります。
具体的には、侵入するのに5分以上かかったら、犯人はその家への侵入を諦めるとも言われています。
ですので、侵入に時間がかかるような対策をとるのがおすすめです。以下は具体例です(↓)
- 玄関のドアを二重ロックにする
- 侵入されやすそうな窓に補助錠を取り付ける
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
ちなみに、古民家平屋の防犯対策の全般については、以下の記事で紹介していますので参考にしてください。
サッシロックの種類
サッシロックの種類は主に以下の2種類です。
- 一般的なサッシロック(圧着タイプ)…窓のレーン(下部)に取り付ける
- サッシロックスリム(貼付けタイプ)…サッシの枠に粘着テープで張り付ける
※メーカーや商品ごとに、それぞれ異なる点はあります。
圧着タイプはダイソーにも売っています。ワンコインで手軽にできるので、ぜひ設置しましょう。
どちらも、サッシに穴をあけたり、ねじで止めたりする必要が無いため、簡単にできる防犯対策です。
一般的なサッシロック(圧着タイプ)の使い方
圧着タイプの使い方は、簡単です。
- サッシのレールにはめる
- レバーを回して固く締める
窓を開けるときは、外す必要がありますが、基本的には付けたままで大丈夫です。主にサッシの下に取り付けやすいですが、サッシの上にも付けることも可能です。
また、換気をしたいときは、少しずらして設置することで簡易な鍵になります(もちろん外出時は控えてくださいね)。
サッシロックスリム(貼付けタイプ)の使い方
貼付けタイプについても、付け方はそれほど難しくありません。サッシが空かないように、サッシの枠に貼り付けるだけです。
以下に、ポイントとともに簡単に説明します。
- 取付前に汚れをふき取る
- 商品の説明にある位置に取り付ける(ロックができる位置で、且つロック解除できる位置)
- 取付後、粘着テープがしっかり固定されているか確認する
- ロック解除時に、引戸が通常通り開くか確認する
商品によっては、ロックの位置をずらせるようになっていて、換気するときなど複数のシチュエーションで使えます。
サッシロックの使い分け
2種類のサッシロックについて、ほとんど同じ用途のため使い分けは自由です。
ただし、以下の大きな違いがあります。
- 一般的なサッシロック(圧着タイプ)→取り外しが出来る
- サッシロックスリム(貼付けタイプ)→シールで固定する
そのため、「圧着タイプ」は下側、「貼付けタイプ」は上側に、取り付けたほうが使いやすいです。
古民家では縁側に高さ180㎝くらいのサッシが一面に並んでいます。
このような高さがあるサッシの上側にサッシロックを設置すると、外から開けるのが困難になり、より防犯性が高まるのではないでしょうか。
自宅の構造上、高いところに設置することで防犯効果が高まる場合は、「貼付けタイプ」をオススメします。
サッシロックのカラーにも注目
サッシロックのカラーは複数色ある場合があります。
防犯対策という意味でも、また違和感ないデザインにしておくためにも、サッシのカラーに合わせた商品を選んだ方がいいでしょう。
ちなみに、ダイソーの「圧着タイプ」のサッシロックは、黒とシルバーの2色が売られていました。
「貼付けタイプ」はカインズホームで購入したのですが、私たちが購入した商品はシルバーとブロンズの2色がありました。
まとめ
防犯対策で重要なのは、泥棒が侵入するまでの「時間稼ぎ」です。サッシロックを設置すると、ガラスを割り、鍵を開ける箇所が倍に増えるため、侵入時間も倍になります。しかも、誰でも簡単に取り付けられます。
特に、古民家平屋の住宅は、縁側沿いがすべてサッシであったり、風通しを良くするために窓がたくさんある気がします。出来ることから少しずつ、防犯対策を進めていきたいですね。この記事が、少しでもみなさんのお役に立つと嬉しいです。