民泊運営をするうえで、客室に1冊置いておくととても便利なハウスルールブック。これは一体どんなものなのでしょう?これから民泊を始めるにあたって気になりますよね。
そこで、実際に夫婦で民泊を運営している筆者が解説してみます!ハウスルールブックの作成は義務ではありませんが、作ることで運営がとてもスムーズになるので、強くおすすめしたいアイテムです。
この記事では、ハウスルールブックとは何か、どうやって作るのか、ハウスルールブックに記載するおすすめの項目、をご紹介しています。
ハウスルールブックを知って、民泊運営がよりスムーズになりますように!
ハウスルールブックとは
まず初めに。ハウスルールブックの解説に入る前に、そもそもハウスルールとは?といったことを少しお伝えします。
ハウスルールとは簡単に言うと、宿のホストが取り決めている「宿の独自ルール」です。
宿泊するゲストの方はハウスルールに従い、滞在を楽しみます。お互いにルールを表明・守ることでトラブル防止に役立つ仕組みです。
もう少し具体的にみていきましょう。
民泊運営を始めると、民泊予約サイト(airbnb通称エアビーが代表的)にホストとして登録すると思います。ホストに登録したあとは、サイト内でゲストの方も閲覧する宿ページを作成します。その際、公開情報として宿の情報を細かく記載していく必要があるんですね。
例えば、チェックイン・アウト時間、備品の有無、BBQの可否、お部屋の内装、洗濯機貸出の有無、などなど。ゲストの方は、その情報を見て自分に合いそうだと納得できた宿の予約を行います。
これらすべての取り決め、情報がハウスルールにあたります。
大体どんな宿泊施設にも、ある程度の決まり事ってありますよね。最も分かりやすいのはチェックイン時間とチェックアウト時間だと思います。
ホスト側があらかじめ「私たちの宿はこうです」とルールを決めておけば、ゲスト側はどこまでのことをやっていいのか、やってはいけないのかが一目瞭然で分かります。トラブルを未然に防ぐための方法ですね。
そして「ハウスルールブック」とは、ここまで説明してきた「ハウスルールが記載された紙ベースの冊子」を言います。
宿泊施設に行くと、お部屋にファイルなどの冊子が置いてありますよね。まさにそんなイメージです。
ハウスルールブックの作り方
結論から言うと、自由です!
民泊運営を始めると、宿泊者名簿など義務で作成しなければならない書類があるのですが、ハウルスールブックの作成はそんなこともなく義務ではないので、作っても作らなくてもOK、作り方は自由、です。
参考になるか分かりませんが、私たちが運営している宿のハウスルールブックをご紹介しておきます。
100均で購入した透明なクリアファイルを使用しています。
自分で撮影した宿の写真を組み合わせて表紙を作りました。デザインは「Canva」を参考にしました。
ちゃんと届出を出している事業者ですよ、ということが分かるように民泊届出番号が記載されたシールも貼付しています(民泊登録時、県からもらえます)。
ハウスルールブックに記載するおすすめ項目
先ほどもお伝えしたとおり、ハウスルールブックの作り方に決まりはありません。自由です。
そのうえで、私たちが記載している項目を箇条書きでご紹介しておきますね。作り方は自由で、テンプレがあるわけではないので、PDFなどは添付しません。なんとなく写真でイメージが伝われば嬉しいです。
- 簡単な挨拶
- 部屋
- アメニティ・設備
- Wi-Fi
- 冷暖房
- 遊具
- ゴミの捨て方
- チェックイン
- チェックアウト
- タバコ
- 夜間の出入り
- トイレの使い方
- 温泉のご案内
- 温泉での楽しみ方
- おすすめの飲食店
- ホスト自己紹介
- SNSのご案内
- 防災カード
こんな感じです。
♢
チェックイン時の説明のときも、このハウスルールブックに沿って説明を行っています。冊子があるおかげで、私たちホストも説明漏れがないか逐一確認することができます。
上記で一番役に立っているなと感じるのは、「おすすめの飲食店」という項目です。
私たちは素泊まりのみで運営していますので、近くのお店を聞かれることが多く、リストになっていると便利です。
記載情報が変更になった場合や、追加情報が必要になった場合などはその都度作成し直しています。そういう意味では、自宅にプリンターがあると作業がスムーズに進みます。
まとめ
ここまで民泊運営するにあたり、客室に1冊は置いておきたいハウスルールブックについてご紹介してきました。ではまた。