地方移住して、最も頭を悩ませるのが「虫」ではないでしょうか。中でも「蚊」は刺されると痒くなるし、寝室に現れた日は「ブーン」という音が気になって眠れなくなりますよね。
そこでこの記事では、私たちの実践に基づいて「蚊」の対策方法をまとめてあります!
私たちは、どちらかというと化学物質による健康被害を考えて、市販の殺虫剤の使用を控えています(少しは活用しています)。そんな私たちが実際に行っている対策についてまとめました。
具体的には、蚊の発生を減らす「発生源対策」、「家への侵入を防ぐ」、「侵入後の対策」、「屋外での対策」の4つに分けて、計10個の対策について紹介します。
発生源対策
蚊に刺されないための有効的な対策は、蚊をできる限り発生させないことが大切です。
そのため、蚊の発生源である産卵場所を減らし、蚊の幼虫(ボウフラ)のうちに除去するようにしましょう。
蚊の卵はわずか1日半ほどで孵化し、10日ほどで成虫になります。こまめな対策が必要な場面もあって大変ですが、やる価値はあると思います。
〈対策1〉水を溜めない
蚊は水が溜まっている場所に卵を産み付けるので、できる限り水を溜めないことが重要です。
例えば、植木鉢の受け皿、捨てられた空き缶、野外に放置してあるタイヤなどに少したまっている水でも発生します。
植木鉢の受け皿は、1週間に1回程度水を捨てるなどの対策を行いましょう。また、水が溜まりそうな場所は、蚊が発生する前の時期にできるだけなくした方が良いです。
〈対策2〉金魚を飼う
地方の家では、むかし水が貴重だったことから水ガメが雨どいの下に置いてあり、水を溜めていたりします。確かに植木鉢に水をあげるときなどに便利なのですが、ここも蚊の発生源となってしまいます。
どうしても水を溜めておくのであれば、そこに金魚やメダカを放しておきましょう。金魚やメダカはボウフラを食べてくれるため、蚊の発生が抑えられます。
〈対策3〉ヤブを減らす
蚊は日中の暑い時間、藪(ヤブ)の中に隠れています。ヤブを少なくすることで、蚊が一か所に留まることが出来なくなります。
夏はただでさえ雑草がたくさん生えてくるので大変ですが、少しでも蚊が休む場所を少なくしておくと良いです。
家への侵入を防ぐ
〈対策4〉網戸・蚊帳
刺されるのはもちろん嫌ですが、家の中に入ってくると気になって眠れなくなりますよね。
蚊の侵入を防ぐ最も重要な方法は「物理的に防ぐ」という方法です。夏場は窓を開けて風を通したくなる時期だと思いますので、網戸は必須ですね。
また、蚊帳(かや)の中に寝ることで、部屋に蚊がいても刺されることはありません。
〈対策5〉蚊が嫌がるグッズ
虫が入ってこないような物理的な対策をしたとしても、ちょっとした隙間から入ってくることや、ドアを開けた時に一緒に入ってくることもありますよね。
そこで、虫が家の周りに近付かないことが大切になります。例えば、網戸・窓ガラス用の虫よけ・殺虫スプレーが考えられます。スプレーするだけで、虫が近付かなくなるので便利です。
以下の商品は、虫よけ効果は約2か月持続し、使用後ニオイが残らないためオススメです。
〈対策6〉ハッカ油スプレー
〈対策5〉に関連する方法で、蚊が嫌いな香りを手づくりする方法があります。それは、「ハッカ油スプレー」です。
ハッカの香りはいろいろな虫が嫌いなので、作っておくと便利かもしれません。作り方は以下の記事を参考にしてください。
侵入後の対策
〈対策7〉蚊取り線香
蚊取り線香は、室内に蚊がいるときに有効です。
殺虫スプレーを撒いてもよいのですが、殺虫剤は刺激が強そうなので控えます。蚊取り線香は元々室内で使用する用途で作られているので、多少気にせず使用できるのではないでしょうか。
どうしても嫌!という方向けに、除虫菊100%の蚊取線香もあります。うちでは妻がこれを気に入って使用しています。
〈対策8〉扇風機
蚊の飛行能力は時速約2.4kmと低いため、扇風機の風の中を飛ぶことができません。そこで、寝室で扇風機を回しておけば、蚊に刺されることはありません。
さらに、人間が放出する熱と二酸化炭素を感知する器官・毛状感覚子の働きが扇風機の風で乱されるため、蚊対策として有効だということです。
屋外での対策
〈対策9〉虫よけスプレー
屋外では、場所によっては集中的に刺されてしまいますので、虫よけスプレーをしっかりしましょう。
私たちは天然成分で出来たオーガニックの虫よけスプレーや、自家製のドクダミスプレーを使用しています。
〈対策10〉服装
屋外では虫よけスプレーも大切ですが、服装が重要です。物理的に蚊が刺すことが出来ないように、皮膚の露出を控えましょう。
もちろん全てを覆うわけにいかないので、虫よけスプレーを併用してください。
まとめ
この記事では、蚊の発生そのものを減らす発生源対策、家への侵入を防ぐ方法、侵入後の対策、屋外での対策の4つに分けて、計10個の対策を紹介しました。
発生源対策は、効果は見えにくいですが、本質的な対策のように思えます。蚊のシーズンが近づいたら、気にかけるようにしてください。
また、どんなに対策をしていても、部屋に侵入することは絶対にないとは言えません。最終手段であるとは思いますが、寝室に蚊が入ってしまったときの対策も忘れないようにしてください。ではまた。