ヤギを飼うと冬の食糧難に悩まされますよね。そんな季節には救世主の牧草をあげるしかありません!
ただその牧草の代表格・チモシーってところどころ硬くて食べ残しが多くないですか……?
我が家のヤギちゃんたちは結構な割合でチモシーの食べ残しがありました。ただでさえ冬で食糧が不足していて心配なんだから、しっかり食べて欲しいです、どうしたら食べてくれるんだ……!方法があれば知りたいですよね。
ということで、チモシーの食べ残しを減らすことに成功した筆者が解説をしてみます。方法はとっても簡単で、自動押切機で細かく切るだけです。
この記事では、ヤギがチモシーを食べなかった話、チモシーを食べ残す理由(推測)、解決した方法、現在のヤギの様子、をご紹介しています。
これでヤギのチモシー嫌いが解決できますように!
ヤギがチモシーを食べてくれない
食糧難で苦労する冬。草を絶えず食んで生きているヤギたちにとっては、なかなか厳しい期間ですね。
さて、そんなときは牧草に頼るしかありません!
その他には、えん麦、米ぬか、野菜くず、樹木の葉、などを適宜あげているよ。
ところが困ったことに、メインで与えている「チモシー」はあまりお気に召さないようで、最初の頃はそっぽを向かれていました(悲しい……)。
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書籍を見ると、チモシーには刈り時期というものがあって、その中でもヤギは「二番刈り」を最も好むと記載がありました。
ですが、我が家でお世話になっている飼料会社さんでは刈り時期までは指定できません。
ということは、今のチモシーを好きになってもらうしかありません……!
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ですので、とりあえずヤギたちを観察して、なぜチモシーを食べ残すのか?しばらく観察してみました。
ヤギがチモシーを食べないのはこれが理由?
チモシー嫌いだったヤギちゃんたちを観察していて、分かったことが二つほどあります。
USチモシーは、
- 香りが弱い
- 茎に硬いところがある
断定はできませんが、今のところこのあたりが食べ残しの理由になっているのでは?と思っています(他になにか明確な理由をご存知の方はぜひご指導を……)。
ただ、飼料会社さんによってはカナダチモシーの取扱いがないこともあるから、そうなったらUSチモシーで我慢だね。うちは我慢のパターンだよ。
次に「茎に硬いところがある」問題についてですが、実はこの問題を解決したことで、ヤギちゃんたちがチモシーをもりもり食べてくれるようになりました!
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さっそくどうやって解決したのか説明していきますね。
解決した方法
「チモシーの硬いところを食べてくれない」問題を解決した方法はとても簡単です!
それが、自動押切機を使って細かく切るという方法です。
1~2cm程度に細かく切り分けてあげる感じです。
ちなみに押切機(おしきりき)とは、大きな刃と取手が付いた道具です。
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牧草などの硬いものを簡単に切断できる機能を持った優れものです。すぱすぱ切れてしまうので、取扱いには注意です!
押切機は、ホームセンターや通販サイトで簡単に手に入ります。私たちは、自宅近くのホームセンターで手に入れました。
中古品も売っているみたいですが、きちんと選ばないと刃が錆びていることもあるので、新品がおすすめです。
束のまま掴んで、押切機に入れることで簡単に細かく粉砕できるね。これは結構ポイントかも!
牧草を購入すると圧縮されて束の状態になっていると思いますが、その状態のまま押切機にかけることで、切る手間がだいぶ省けます。
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バラバラにしてしまった後だと、時間がかかってしまうので……!
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こうして細かく切ったチモシーであれば、ヤギたちは積極的に口にしてくれるようになりました。
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現在のヤギの様子
ここまで、押切機を使ってチモシーを1~2cmに細かく切ったら食べてくれるようになった!というお話をしてきました。
現在は、以前全く見向きもしてくれなかったチモシーを口にしてくれるようになり、安心しています。
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ただ、今でも食べ残しが全くない訳ではありません。以前よりは全然マシになりましたが、エサ箱が空っぽにならない日もよくあります。
お腹がいっぱいなのか、小さく切ってもやはり硬い部分が気に入らないのか、ヤギに聞いてみないと分からないですね。
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とはいえ、以前よりはもりもり食べているのでこれで一応OKとしています。
まとめ
ここまで「ヤギのチモシー食べない問題」を解決するために工夫していることをご紹介してきました。可愛いヤギちゃんたちに長生きしてもらうために、ヤギ飼い同士、研究を続けていきましょう!ではまた。
2023年8月、ヤギの電子書籍を出版しました!
本ブログの内容を大幅アップデートし、一冊の体系的な教科書としてまとめました。
編集さんとともに丁寧に仕上げましたので、すでにヤギを飼っている方も、これから飼う方も、ぜひお手に取っていただけますと嬉しいです。
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