ヤギ日記

【ヤギ日記】生え変わり前後で外見が違う?ヤギの夏毛と冬毛

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
気になるさき
気になるさき
ヤギって季節ごとに毛が生え変わるの?

ヤギを飼っていると、毛の生え変わり(換毛)について気になりますよね。夏も冬もずっと外にいるので、毛の量や質で調整しているのだろうか?と素朴な疑問が湧いてきます。

ということで、双子のヤギを飼っている筆者が解説をしてみます!

最初に少し結論をお伝えすると、夏と冬で全然毛の量が違います。この記事では、夏毛・冬毛の様子、毛の生え変わり時期(換毛期)、ヤギの毛と人との関わり、をご紹介しています。

これで、ヤギの衣替えの様子が伝わりますように!

夏毛・冬毛の様子

アンディ(メス)の場合

我が家で飼っているメスの夏毛はこんな感じです。

冬毛をご紹介する前にご注目頂きたいのは以下の点です。

  • 後ろ足(シュッとして細長く見える)
  • 下っ腹の毛(後ろ足に向かってスッキリとしていく)
  • 首回り(短毛が揃っている)

冬毛姿はこんな感じです。

なんとなく短足になったように見えます……!後ろ足の毛が長く生え変わり、下っ腹の毛もうんと分厚くなったことが理由ですね。

首回りの毛もふわふわになりました。青い首輪が小さくなったように見えます。

写真では伝えきれませんが、実は顔も冬毛に生え変わり、もっさりしています。特に顎の下と頬はふっさふさに伸びています。

フランク(オス)の場合

続いて我が家で飼っているオスの様子をご紹介してみます。

夏毛はこんな感じでした(画質が悪くて申し訳ないです)。全体的に黒い短髪に覆われています。

冬毛をご紹介する前にご注目頂きたい点は、先ほどと同じ(足、下っ腹の毛、首元)です。

では、冬毛姿を公開します。

気のせいか肉付きがよくなったように見えます……!特に前足と後ろ足の上部に、もさもさの毛が増えたのでそう見えるのかなと思います。

撫でたり触ったりしていると分かりますが、体全体的の毛の分厚さも増しました。密度が濃くなった感じです。青い首輪も毛に埋もれています。

毛の生え変わり時期(換毛期)

我が家のヤギたちは「夏が終わってそろそろ本格的な冬がくるな~」という頃(10,11月)に毛が生え変わり始めました。12月になるとずいぶん姿が変わって、毛も落ちなくなりました。

毛が抜け落ちる期間は、寝床にたくさんの毛が溜まっていることもありました。これで冬を越し、春になるとまた夏毛へと変化していきます。

お住まいの地域によっても、いつどれくらい換毛するのかは変化してくると思います。

ちなみにブラッシングが大好きな子たちなので、普段からブラシをよくかけてあげています。毛が抜け、生え変わる換毛期にももちろん行いました。

たまにブラシいっぱいに毛が付くこともあって、生え変わりのお手伝いのつもりでブラッシングをしています。

使っているアイテムは、100円ショップのものです。安価なわりに丈夫で、買い替えもしやすいので重宝しています。

ヤギの毛と人との関わり

最後にちょっとだけ「ヤギの毛の雑学」についてご紹介してみようと思います!

ヤギは人間の生活に役立つ家畜として、いろいろな働き方をしてくれますよね。例えば、お肉になってくれる、お乳を出してくれる、草刈りをしてくれる……などなど。

パッと思い付きにくいかもしれませんが、実は「毛」も活用されています。

ピンときた方もいると思いますが、ヤギの毛と言えば「モヘア」「カシミヤ」ですね。

特にカシミヤはデパートを少しうろうろするだけで、文字が目に飛び込んでくるくらいメジャーなものではないでしょうか。

それぞれどんなヤギさんたちから取れる「毛」なのでしょうか?

【モヘア】

ヤギの品種:アンゴラ種(別名:モヘアヤギ)

原産地:トルコのアンカラ(旧名:アンゴラ)

飼育地域例:トルコ、南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドetc

毛の特徴:絹のような光沢、軽い、柔らかい、丈夫、通気性がよい

アンゴラ種の毛は、1年に20~30cmも伸びるそうです。春と秋の2回に分けて毛刈りが行われているのだとか。

【カシミヤ】

ヤギの品種:カシミヤ種

原産地:インドのカシミール地方

飼育地域例:中国、ネパール、モンゴル、イランの高地etc

毛の特徴:高い保温性、高い保湿性、軽い、細い、繊細で柔らか

毛刈りをするのは、皮膚の近くに密生している下毛だそうです。春には抜け落ちるこの毛をクシで丁寧にすき取ります。

生産量はとても少なく、1頭から最大250gしかとれないみたいです(1着のセーターを作るのに4頭分の毛が必要)。

まとめ

理解したさき
理解したさき
ヤギも一年を通して毛が生え変わることがわかった!

ここまで、ヤギの夏毛や冬毛についてご紹介してきました。屋外で生きる生き物にとっては、とても大切な毛の生え変わりサイクル。飼い主として、これからも十分に見守りたいと思います。ではまた。

2023年8月、ヤギの電子書籍を出版しました!

本ブログの内容を大幅アップデートし、一冊の体系的な教科書としてまとめました。

編集さんとともに丁寧に仕上げましたので、すでにヤギを飼っている方も、これから飼う方も、ぜひお手に取っていただけますと嬉しいです。

ABOUT ME
さき
▼さき(妻)▼海のある町で育ち、現在は湖畔で生活中 ▼当ブログでは田舎暮らしの工夫や発見を気ままに発信中 ▼ヤギのお世話が好き