ヤギさんは何日くらい留守番ができるのか?旅行や帰省のときはどうしたらいいのか?
ヤギを飼っていると、そう感じる場面が少なからず出てくることと思います。ヤギと留守番の関係について知りたいですよね!
ということで、実際に双子のトカラヤギを飼育している筆者が解説をしてみます。それぞれの飼育環境が関係すると思いますので、あくまで我が家の体験談をお伝えします。
具体的には、ヤギは何日くらい留守番できるのか、留守番してもらうときのポイントと注意点、ヤギたちの様子、をご紹介しています。
これで皆さんの大切な家族であるヤギと留守番について、何か参考になりますように!
ヤギは何日くらい留守番できる?
まず前提としてヤギは留守番ができる動物です!寂しがりやさんですが、留守番OKです。
そのうえで、留守番できる日数は、
- (第三者の手を借りない場合)一泊二日まで
- ( 〃 借りる場合)二泊三日以上
と考えています(あくまでわたしたちの場合ですが)。
例えばご近所さんや親戚など、第三者を頼らずに留守番させる場合、長くても一泊二日かなと思います。
わたしたち夫婦は旅行が好きで、二人でよく旅をするのですが、ヤギを飼い始めてからはせいぜい一泊二日の旅が多くなりました。しかも二日目はなるべく夕方には帰宅できるようなスケジュールにし、明るいうちにヤギの様子を確認しています。
ただ一度だけ、ご近所さんの手を借りて、二泊三日の旅をしたことがあります。
その時は、ご近所さんに二日目のエサやりと水やりをお願いしました。エサやりといっても、事前に自分たちで刈っておいた草を小屋へ移動してもらう程度です。
知り合いとは言え、あれこれお願いするのは気が引けますので……。
エサと水の管理のほか、やっぱり気になるのはヤギたちの安全確認です。
様子を見に来てもらって、ヤギたちが脱走していないか、元気にしているか、を一目でも確認してもらえたことでとても安心し、旅行を楽しむことができました。
留守番してもらうときのポイントと注意点
留守番とはいえ、普段のお世話と大きく違うことはありません。
ただ、留守番をしてもらう際に特に重要なのは、以下のポイントだと思います。
- 十分なエサの確保
- 清潔な水の確保
- 運動場の確保
以下から一つ一つの項目について、コメントしてみます。
エサの確保
普段与えているエサの量×不在日数分を一気に小屋に入れることになります。
このとき、一か所にかためて置いておくと一瞬で全部食べてしまう可能性もあるため、エサを3か所程度に分散して置くことも大事だと思います。
あとは、
- エサが不足した時のために、小屋の周囲に自由に草を食める場所を作る
- 草だけでなく剪定した樹木も入れておく
などの工夫もあると安心です。
「小屋の周囲に草を食める場所を作る」というのは、原っぱなどを柵で囲むことが考えられると思います。我が家もそうしています。
参考までにエサの量ですが、我が家のヤギたちを見ていると、一頭あたり一日で満杯のコンテナ1~1.5杯の草(乾燥させていない生の草)を食べます。
二頭いるので、一日でコンテナ2~3杯分の生草を食べていることになりますね。
季節によって、また、各家庭によって、生草と干し草の割合は異なると思いますので、それに応じて十分な量のエサを確保し旅立ちましょう。
清潔な水の確保
ある程度ヤギの飼育に慣れてくると分かると思うのですが、ヤギは綺麗な水しか好んで飲みません。ですので、清潔な水の確保は大切です!
一泊二日であれば、お出かけの直前に水を取り替えます。二泊三日であれば、ご近所さんや親戚に頼んで、水の取り替えも念押ししてお願いします。
うちでは普段はバケツ一杯分の水を汲んで置いてありますが、泊まりで家を離れる際は特別に、バケツ二杯分を用意します。
この理由は、留守中に何かの拍子にバケツが倒れてしまっても大丈夫なように、というものです(過去にそのような経験はありませんが)。
運動場の確保
留守する・しないに関わらず、一般的にヤギ小屋の広さは以下が理想とされています。
- 一頭当たり二坪(3.3㎡×2=6.6㎡)
- 畳・四枚分くらい
※上記に加えて出入り自由な運動場(パドック)
飼い主が長い間外出すると、ヤギさんは必然的に小屋と運動場にいるしかなくなりますので、その環境をきちんと整えてあげることが大切だと思います。
泊まりで外出するならまずは、飼育環境をきっちり整えてからにしてあげると安心ですね。脱走防止の柵なども設置する必要があります。
ヤギたちの様子
旅から帰ってくると、ヤギたちはいつも嬉しそうにします。近寄ってきたり、跳ねて挨拶してくれたり……。可愛いですね。
飼い始めたばかりのときは、一泊でも留守にすると自分たちのことを忘れちゃうんじゃないか?と思っていましたが、しっかりと覚えていてくれて、ヤギも家族なんだ!と強く感じるようになりました。
ただ、繰り返しになりますがわたしたちの場合は、誰の手も借りない時は長くても一泊(十分な量のエサ、清潔な水、運動場を確保したうえで)。
これより長くなる時は、ヤギの安全確認を含めて、ご近所さんや親戚などを頼った方がいいと考えています。
まとめ
ここまでヤギと留守番の関係についてご紹介してきました。飼育環境がきちんとしていれば、ヤギを飼い始めたからといって旅行や帰省が出来なくなるわけではありません。泊まりでお出かけされるときの参考になれば嬉しいです!ではまた。
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