先日、近所の子ヤギがうちまで遊びに来てくれました。生後約5カ月の生まれたてでとってもキュートでした。
うちのヤギたちにとっては、子ヤギと対面するのはこれが初めてです。どうなるかなー?と思っていたところ、これまで見せたことのない意外な姿を見ることになりました(驚き)!
普段は双子の二頭で穏やかに暮らしている分、他のヤギがやってくるとそれなりに警戒するみたいですね。
ということで、我が家に近所の子ヤギが遊びに来た日のことをご紹介してみます。
具体的には以下の段落(子ヤギが遊びに来た、うちのヤギの反応、もし多頭飼いになったら?)に分けて解説をしていきます。
この記事が、多頭飼いの良し悪しについて考えるきっかけとなりましたら幸いです!
子ヤギが遊びに来た
先日、同じ町に住む子ヤギが遊びに来てくれました!
母ヤギはお留守番ということで、双子の子ヤギ(合計二頭)が軽トラに乗ってやって来ました。オスメス一頭ずつです。
生後約5カ月ということで、体はまだ小さく、角も生えたて、といった感じです。歩き方もまだぎこちない様子で、本当に「子供だ!」という印象を受けました。
母ヤギは白いシバヤギさんですが、子供たちはお洒落な柄が入った体毛です。
父ヤギは雑種だそうなので、もしかしたらお父さん似なのかな?見た目は我が家で飼っているトカラヤギに似ていました。
子ヤギちゃんのメスの方は頻繁にメエメエ鳴いていました。まだ高い鳴き声なので、新鮮な感じがありました。オスの方はほとんど鳴かなかったので、メスより自立が早いのかもしれません。
さてさてこんな子ヤギちゃんたちですが、我が家のヤギたちは対面後どのような様子になるのでしょうか!?
うちのヤギの反応
メス/アンディ(概ね嬉しそう)
まずメスのアンディは、全体的に嬉しそうにしていました。
最初は震えて怖がっていましたが、すぐに打ち解けてお互いの体の臭いをくんくん嗅いだり、興味津々という様子でした。
その後もしばらく一緒に散歩をさせてみたのですが、終始問題なく同じ空間で過ごしていましたね。まさかお母さん的な気持ちが芽生えたのか!?
オス/フランク(概ね不服そう)
続いてオスのフランクは、全体的に不服そうにしていました。
特に子ヤギであってもオスの臭いはやっぱりあるみたいで、オスには当たり方がキツかったですね。何度も強めの頭突きで威嚇していました。
攻撃されたオスの子ヤギはと言うと、「何が起きたの!?」と言わんとばかりに呆然としていました。自分のツノで相手からの頭突きをかわすことは本能で分かるみたいで、咄嗟の対応は見事でした。
普段はのほほんと甘えん坊さんで、穏やかな性格のフランクなだけに、正直「こんな一面もあるのか」と非常に驚きました。
もし多頭飼いになったら?
今回の体験を経て、もしうちでヤギを多頭飼い(二頭以上の群れで飼う)したらどうなるだろう?ということを考えてみました。
理由は以下です。
- ヤギの性格が変わってしまいそう(?)
- 人間関係ならぬ「ヤギ関係」を見ているだけで疲れそう(?)
- 「ヤギ関係」の仲裁に巻き込まれそう(?)
実際に多頭飼い(二頭以上で飼う)を経験したことがないので、的外れな不安かもしれません。
それでも今回、いわば別の群れとも言える子ヤギちゃんたちとの対面の様子を見て、これまでの性格が変わってしまいそう、と思ったのも事実です。
内澤旬子さんのエッセイ本『カヨと私~小豆島でヤギと暮らす』の中でも、ヤギ同士の仲が悪くなったり、良くなったり、嫉妬したり、仲間はずれができたり、と様々な「ヤギ関係」にまつわる苦労話が紹介されていました。
ですので、あながち間違ってはいないんじゃないかな~、方向性としてはあってるんじゃないかな~と思います。
『カヨと私』については以下の記事で紹介しています。
今はヤギと家族のように仲良く過ごしていますが、多頭飼いをしたらヤギのコミュニティがしっかりと形成されて、わたしたち人間とは今とは異なる距離が出来てしまうような気もします。
そういう意味で、多頭飼いを検討している方にとっては、内澤旬子さんの本は非常に参考になると思いますよ。
ノウハウ本ではなくエッセイ本となりますが、実体験に基づく貴重な出来事が収録されています。
まとめ
ここまで子ヤギが遊びに来た話と、それを受けて多頭飼いについても簡単に考えてみました。ではまた。
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本ブログの内容を大幅アップデートし、一冊の体系的な教科書としてまとめました。
編集さんとともに丁寧に仕上げましたので、すでにヤギを飼っている方も、これから飼う方も、ぜひお手に取っていただけますと嬉しいです。
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