山羊日記

【山羊日記】内澤旬子の本『カヨと私~小豆島でヤギと暮らす』を読んでみた

気になるそうしゅう
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2022年7月に出版された内澤旬子の本『カヨと私~小豆島でヤギと暮らす』ってどんな話?

文筆家、イラストレーター、イラストルポライターなど様々な肩書を持つ内澤旬子さん。これまで世界各国を旅して独特の視点で現場を取材し、緻密なイラストとともにたくさんの書籍を世に送り出してきました。

そんな内澤旬子さんが、2022年7月に小豆島でヤギと暮らす様子を描いたエッセイ本を出版されたようです!一体どんな内容なのでしょうか?

これからヤギを飼おうと思っている人、あるいはすでにヤギを飼っている人にとっては気になりますよね!

ということで、この記事ではヤギ飼いの筆者が本の概要と、読んで感じたことをまとめてみました。

結論を言うと、ヤギを飼っている筆者目線で言えば、共感と勉強の嵐で非常によかったです!おすすめです。

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『カヨと私』の概要

『カヨと私~小豆島でヤギと暮らす』は、2022年7月に「本の雑誌社」から出版されたエッセイ本です。著者は文筆家及びイラストレーターとして有名な、内澤旬子さん。

そんな内澤さんが、小豆島で暮らしながらメスヤギのカヨと過ごしていく日々が描かれているのが『カヨと私』になります。

見た目は分厚いですが、一日あれば読める人は読める分量だと思います。

語るそうしゅう
語るそうしゅう
表紙のイラストも内澤さんが書いているよ!カヨが草を食んでいる様子だね。本の中にもヤギのイラストがちょこちょこ出てきて、それを見るのも楽しい。

エッセイ本ですのでヤギを飼う技術や知識が紹介されているものではなく、日記ベースで内澤さんのユニークな心の呟きを中心に物語は進んでいきます。

物語の前半はカヨだけだったのが、カヨの出産を経て物語の後半になるにつれどんどん大家族になっていきます。ヤギの群れにはパワーバランスがあるようで、そこらへんの状況も細かく描かれています。

基本的にはカヨは我儘であるようです(と、内澤さんは言います)。また、カヨ一家であるヤギたちには事件が付き物です。なかには命に関わる悲しい事件も。

内澤さんはそんなカヨやヤギたちに振り回されながらも、時にはヤギとして、時には飼い主(人間)として接しながら、ヤギと共に充実した日々を送っていきます。

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作品中、ヤギを愛玩動物(ペット)としてではなく家畜として飼い始めた、という趣旨の内容が出てきます。

内澤さんと言えば家畜に焦点を当てた書籍『世界屠畜紀行』も有名ですので、気になる方はぜひご覧になってみては。

語るあき
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『世界屠畜紀行』は、世界各国で飼われている家畜と、家畜たちがお肉になっていく様子が細かなイラストとともに紹介されている本だよ。
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読んで感じたこと

『カヨと私』を読んで感じたことは大きく分けて以下4点です。

  1. ヤギの世話の大変さはみんな同じ
  2. ヤギの妊娠出産の良し悪し
  3. ヤギの多頭飼いの良し悪し
  4. ヤギと人間の妊娠出産

以下一つずつ解説をしてみます。

ヤギの世話の大変さはみんな同じ

本のなかでは内澤さんがヤギのことで四苦八苦する様子がユーモラスに描かれています。

特に印象的だったのは、ヤギに本気の頭突きをされて内澤さんが「もう知らない」と真剣に呆れた場面です。ヤギ相手に本気で喧嘩することありますよね(笑)

ヤギ飼いさんにとっては、「わかるー!」とついつい共感することも多いでしょう。ヤギ飼い仲間と対話している気分になって、大変なことも乗り越えようという気分になれます。

語るそうしゅう
語るそうしゅう
日々のエサの心配、発情期の鳴き声、頭突きの危険さ、尽くしているのにツンツンされるなど、わかるわかる!という苦労ネタがたくさん出てきます(笑)

ヤギの妊娠出産の良し悪し

作中のカヨは本能に従い出産を3回経験します。回数を重ねるごとに体力が奪われていく様子はリアルで、妊娠出産は本当に命を削って行うものということが分かりました。

一方で、ツンツンしていたヤギが出産直後は「仏」のように穏やかになる話は面白いです。ヤギミルクの恩恵を受けられるのも出産あってこそ、ですね。

うちではまだメスヤギ(アンディ)に出産をしてもらったことはないですが、本を読んで前向きになることができました。ヤギのお産は意外と自分の手でできるのだということが分かりました。

語るそうしゅう
語るそうしゅう
内澤さんがヤギミルクを半年間冷蔵庫で保存していたら、知らぬ間に熟成チーズのような固形物が出来ていた、という話は興味をそそられたよ!

ヤギの多頭飼いの良し悪し

うちでは双子のヤギを2頭飼っているだけなので、多頭飼い(10頭以内の規模)の様子について知れたのは非常に良かったです。

ヤギは居住メンバーが変わるごとに、仲良しさんがコロコロ変わったり、親が急に子供に冷たくなったりするなど、変化が大きいのかなと読んでいて感じました。

急に仲間外れができたり、角がない個体が弱者とみなされたり、自然界の掟は厳しいなあ……と思います。多頭飼いをすると、ヤギの「群れ」の観察が可能となるとともに、心を痛める場面もありそうです。

語るそうしゅう
語るそうしゅう
頭数が多くなってくると里親に出す選択肢も出てくるけど、できれば兄弟一緒に里親に出してあげるのがいいんだなと思ったよ。内澤さんも言っているけど、ヤギの兄弟愛は親より大きいから、離れ離れにしてしまうとその後の性格形成に影響を及ぼすみたい。

うちの双子ちゃんもいつもくっついてほんと仲良しです。

ヤギと人間の妊娠出産

内澤さんはカヨの度重なる出産に合わせて、ご自身の出産に対する考えを過去の出来事をもとに回想されています。

ほんの2ページですが、そのような描写がありました。内澤さんがどう思っているか気になっていたので見逃しませんでした(笑)

確かに動物の妊娠出産を見たり聞いたりすると、子供作りをするために命のサイクル(発情期など)が回っていたり、オスメスが居ることを考えさせられます。

語るそうしゅう
語るそうしゅう
誰に教わるでもなく、子ヤギをペロペロ舐めていくカヨの姿はとても頼もしかったです。

そういう姿を見て、人間も母親って何だろう?ということを考えさせられるのかもしれません。生き物観察は「命を繋ぐこと」といったテーマを剝き出しで与えてくれますね。

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まとめ

語るそうしゅう
語るそうしゅう
『カヨと私』がどんな話か分かった!

ここまで内澤旬子さんの書籍『カヨと私~小豆島でヤギと暮らす』の内容と、それを読んで考えたことや感じたことをご紹介してきました。とっても素敵なエッセイでおすすめですよ!ではまた。

ABOUT ME
そうしゅう
▼インフラ・金融業界勤務を経て婚姻→湖畔の古民家へ移住 ▼2020年~夫婦で民泊運営(主に経理、広報、予約担当)▼【得意】ヤギの世話、書くこと【苦手】ムカデ、寒さ
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