茨城県に住んでいるとスーパーや道の駅で当たり前のように見かける納豆惣菜があります。それがそぼろ納豆です。どんな食べ物なんでしょうか?聞き慣れない食べ物で気になりますよね。
そこで、茨城県在住の筆者がそぼろ納豆のあれこれを解説します。
この記事では、そぼろ納豆の概要、味や食べた感想、買える場所、自宅での作り方、茨城が納豆天国になった理由(ちょっとした雑学)をご紹介しています。
読み終わる頃にはそぼろ納豆が食べたくなってしまうかもしれません!
そぼろ納豆=納豆×切干し大根
そぼろ納豆は、普通の納豆に切干し大根を混ぜ合わせて、醤油などに漬け込んだ伝統的郷土料理です。
茨城県内の各家庭では昔からよく食べられ、馴染みあるお惣菜だったのだとか。
今でもその名残なのか、スーパーでもよく見かけます。日によっては納豆コーナーの一番目立つ場所に置いてあるので、ついつい買ってしまいます。
「しょぼろ納豆」と呼ぶ方もいるようで、パッケージにより記載が変わります。
ご飯にかけて食べたり、お酒のおつまみにしたり、お茶請けとしてつまんだりして頂きます。
どんな味?どんな食感?
味は、普通の納豆に切干し大根のマイルドな香りがプラスされた感じです。
納豆です!と主張する香りが減る分、牧草のようなまったりした香りが追加されます。
切干し大根はパリパリ食感のものが多いです。納豆のふっくら感&大根のパリッと感が絶妙にマッチしているのがポイントです。
お醤油の味付けであることが多いです。
しょっぱめなので、ご飯にかけて食べるのがベストです。そのままでも頂けますが、その際は少量にして、お酒のおつまみなんかにちょっとずつ口に運ぶのがよいです。
すでに味は付けられていますので、あとから醤油や塩を加える必要はありません。
調味料を自分で入れる必要がないのはラクですが、原材料表示をよく見ないと添加物がたくさん入ってる!なんてこともあり得ますので、購入する際はそこだけ要注意です!
私がよく食べるのは金加食品のそぼろ納豆。調味料(アミノ酸)を使用していますが、それ以外の添加物の記載はありません。
どこで買える?
茨城県内だとスーパーで毎日普通に買えます。
私がいつも利用しているスーパーは「セイミヤ」です。セイミヤは茨城各地に店舗がありますので、参考にどうぞ。
その他、道の駅、農協、茨城土産を取り扱うお店、などでも販売していることが多いです。
通販でも購入できます。
家でも作れる?
納豆と切干し大根があれば、自宅でも作れます。塩分の調節ができるので、手作りもいいですね。
作り方はご家庭によりますが、大体以下の手順で行います。
- 切干し大根を水で戻す。
- 柔らかくなった切干し大根を調味料(お好みで醤油、酒、みりんなど)で炒める。
- 水分がなくなるまで炒める。
- 冷ます。
- 納豆と混ぜ合わせる。
簡単です。これで、大根のパリパリ食感と、納豆の柔らかい食感が組み合わさり、美味しく頂くことができます。
参考までに、そぼろ納豆のcookpadはこちら。
【おまけ】納豆県の歴史
今でこそ茨城県は納豆天国として広く知られているわけですが、ここまで有名になったのはなぜなのでしょう?
一説によると、水戸駅にある納豆屋さん「天狗納豆」が関係しているそうです。(2020年現在も変わらず営業中。)
天狗納豆は明治22年創業という老舗で、この年はちょうど水戸鉄道「水戸~小山間」開業の年でもありました。
天狗納豆の創業者は、旅行客への土産品として納豆の販売を思いつき、納豆売りの少年たちにより水戸駅で納豆が売り出されます。
翌年、日本鉄道「水戸~田端間」が全通し、そのタイミングで「小粒でうまい水戸の納豆」が一挙に東京方面で評判になったとされています。
さらに、小粒で柔らかく独特のワラの香りがいいことで、水戸天狗納豆の名前が全国に広まる事になったそうです。(あくまで一説。)
もしかしたら、この頃からそぼろ納豆も食べられていたのかもしれませんね。
天狗納豆については、以下の記事で詳しくレビューしていますので、興味がある方は本店まで足を伸ばしてみて下さい!
まとめ
ここまでいつもの納豆に切干し大根がプラスされたそぼろ納豆に関する情報をご紹介してきました。
あつあつご飯にかけると本当に食がよく進み、美味しいですよ。自信を持っておすすめします。ではまた。