地方移住して「民泊」をやってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。とは言え、実際に利用者は来るのか?どれくらい儲かるのか?は、気になるところですよね。
ということで、茨城県南部にて、自宅の空き室を利用し民泊運営を始めた私たちの一年目の実績をご紹介します!かなり赤裸々に公開していますが、全部無料でお見せしています。
この記事では、私たちの民泊の基本情報、一年間の利用人数と利用率、どんな人が多かったか、一年間の売上、をご紹介しています。
自宅の空き部屋を利用した運営方法(家主滞在型民泊、空き部屋提供)を運営してみたいと思う方の参考になれば嬉しいです!
どんなふうに民泊を運営しているの?
私たちは、茨城県行方市に位置する築50年の古民家(4LDK)で、夫婦2人暮らしです。2人で暮らすには十分な広さなので、以前からやりたいとおもっていた民泊をはじめました。
2020年4月に民泊サイトairbnbに登録し、6月から予約を開始しています。
玄関やトイレなどは、宿泊者とわたしたちが共用で使用する形です。また、お風呂は近くの温泉施設のチケットをお渡しし、ご利用していただいています。
- 形態:空き部屋提供の個室(家主滞在型民泊)
- 場所:茨城県行方市
- 価格:4,200円/人(別途清掃料・手数料)
- 定員:1組(最大6名)
- チェックイン:16~19時
- チェックアウト:10時
1年間の利用人数と利用率
2020年4月7日から5月25日まで、新型コロナウイルス感染拡大のため第1回目の緊急事態宣言が出されました。わたしたちは4月からairbnbに登録していましたが、緊急事態宣言後から予約を開始しています。
2021年6月に民泊の運営を開始してちょうど1年になり、利用人数など実績を集計してみました。
その結果、1年間の利用者は、21組・54人(2020年6月~2021年5月末)でした。
居住者別にみると、
- 東京都14組
- 千葉県2組
- 神奈川県2組
- 茨城県2組
- 埼玉県1組
です。
ほとんどの利用は週末で、1年間は51~52週間なので、週末の利用率は約40%といったところでしょうか。
どんな人が利用してくれたの?
利用者のほとんどは観光目的でした。
行先としては、
- ひたち海浜公園(ひたちなか市)
- 大洗水族館(大洗町)
- つくばわんわんランド(つくば市)
- 袋田の滝(大子町)
- 偕楽園(水戸市)
など様々で、近隣市町村というよりは、県内広域でした。
自転車で霞ヶ浦を1周する大学生の利用が1回ありました。「つくば霞ヶ浦りんりんロード」が整備され、ナショナルサイクリングロードに指定されたことで、今後もサイクリストの利用が増えることも期待できます。
また、BBQを目的とした利用も3回ありました。自転車と同様に、コロナ禍における過ごし方として野外でのアクティビティが増加しているのかもしれません。
少人数の利用が多い
1組当たりの利用人数の平均値は2.5人になりました。
これまで利用してくださった方の、1組当たりの利用人数は、2人が10組と最多でした。
そのほか、
- 1人(3組)
- 3人(3組)
- 4人(4組)
- 6人(1組)
です。
周辺の1棟貸しの民泊施設が定額料金(例えば人数関係なく1棟2万円)であるため、1人4200円(+清掃料・手数料)という料金体系である私たちの民泊施設は、少人数の方の利用が多くなっていると思われます。
一方で、周辺に民泊施設が多くあるわけではないため、4人以上の利用もたまにあるのが現状です。
1年間の売上は?
実際に、どのくらいの売上があったかというと、21組・54人で23万円ほどです。
週末に副業的におこなって、23万円の売上について、捉え方はそれぞれだと思います。
一方で、経費もかかります。シーツやまくらカバーなどは毎回レンタルしていますし、人数が多いときはレンタル布団も活用しています。
また開業にあたって、多少なりとも初期投資が必要でした。イメージとしては1年間で、初期投資分が回収できた感じです。
まとめ
今回は、民泊を始めて1年間の節目を迎え、どのくらいの利用があったのか、どんな方が利用してくださったのか、まとめてみました。儲かっているかどうかについては、みなさんに判断していただきたいと思っていますが、副業的に楽しく運営できていると思っています。
この記事がこれから民泊を始める方の参考になれば嬉しいです。