移住を検討するとき、もともと都市部に住んでいた人であれば、両親や実家と離れてしまう確率が高いと思います。成人するまで頑張って子供を育ててくれた両親に親孝行できなくなるかもしれない……そんな心配ありませんか?
そこで実際に都市部から地方へ移住した筆者が、逆に親孝行になると思うよ!というポイントをお話します。実体験に基づいています。
この記事では、主にできる親孝行の種類、親孝行になると思った理由、親の反応、をご紹介しています。
物理的距離が離れてしまって、しっかり親孝行できるか不安に思っている人が軽やかな気持ちになりますように!
新鮮な果物や野菜を贈れる
まず一つ目の親孝行はこれですね。
新鮮な果物や野菜をプレゼントできることです。
両親の誕生日、結婚記念日、父の日母の日、クリスマス、など年間を通して贈り物をする機会はたくさんあると思います。そんなとき野菜や果物であれば家に溜まることもないですし、とても便利です。
もう少し詳しくお話します。
地方移住して田舎暮らしを始めることの醍醐味って結構「豊かな食」にあると思います。新鮮な農産物、海産物、に囲まれることが多いんですね。安価に採れたての食材が手に入るのは本当にありがたいことです。
特に私が暮らす茨城県は県内のほとんどが関東平野にあたり、農地がたくさんあります。農業生産額も全国トップレベルの自治体が多いです。
これと言って際立った名産品がない茨城県ですが、実はオールマイティに「何でも作れる」状態なので名産がないように見えるのでは?という意見もあります。
知人へお歳暮を贈るため、わざわざ県外から果物を買いに来る人もいます。例えば茨城県鉾田市(ほこたし)は、メロンで大変有名です。メロンって高級食材のイメージがありますよね。実際高いものは高いですが、シーズン中に鉾田市のメロン直売所へ行けば、高品質なものがお手頃な価格で手に入ります。
茨城県の例を長々と書いてしまいましたが、大体どこの地方へ行ってもこんな感じで新鮮かつ高品質な農産物、海産物があると思います。健康的ですし、雑貨などと違いもらった側の在庫にならないので、その点もおすすめです。
両親の反応
これまでいろいろとギフトを贈りましたが、特に喜ばれたのはメロンとタケノコです。
喜びのポイントは「子供がいる地域で栽培されたもの」という安心感と親近感にあるようです。
子供が暮らしている地域のものなら何でも美味しく感じると思いますが、それが新鮮な食材であればなおさらそう感じるみたいです。
ちなみにタケノコは自宅の庭で採れたものでした。地域の特産品を贈れるのもいいですが、自分で収穫した山菜、自分で栽培した野菜などをギフトしても喜ばれます。
自然を求めて旅をしたいとき気軽に訪問してもらえる
二つ目の親孝行はこちらです。
都市部に暮らす両親が自然を求めて旅をしたいと考えたとき、子供の移住先が選択肢に入ります。しかも子供がいる地域であれば子供の家に泊まればよく、宿泊費も浮きます。
更に詳しくみていきます。
単純に「子供に会いに行きたい」と言って来てくれるのはもちろん嬉しいことですが、「自然に触れあいたい」という目的で来てもらえるのも、とても嬉しいことです。
自然は見ているだけ、そこにいるだけで不思議と人を癒してくれるものだと思います。そういった環境を提供できることは、地方へ移住してできる親孝行の一つだなと感じます。
両親の反応
田舎には当たり前のように広がる田んぼですが、都市部では当然そんな景色はありません。苗や稲穂が見せる四季折々の姿に感動してくれます。特に田植えが終わったばかりの薄緑色の苗は、ひときわ透き通っていてとても綺麗だと喜んでくれていました。
私が移住してきた古民家は庭がとても広く、敷地内で好きに遊ぶことができます。両親はバトミントンが好きで、ケガをしない程度にはしゃいでいました。
ガーデニングや畑に興味があるご両親であれば、一緒に楽しむこともできます。これはまだ試したことがないですが、いつか収穫作業をやってもらおうと思っています。野菜や果物って収穫のときが一番わくわくすると思うので。
地方の観光スポットは混雑していないのもいいですね。例えば紫陽花の季節はどこの寺社も混みますが、地方だと人口が少ない分そういうことは少ないです。
まとめ
ここまで地方移住して、田舎暮らしを始めた時の親孝行の仕方をお話してきました。歳をとればとるほど親のありがたみが分かるようになってきますよね。ではまた。