木材フローリングの節の部分にぽっかり空洞が出来てしまうことってありますよね。筆者の住まいでも数々の穴が散見されます。
そこで、フローリングの「抜け節」補修の方法について解説します。我が家もこの方法でうまくいきました。
この記事では、抜け節を埋めるために準備する物、具体的な手順をご紹介しています。
これで補修の跡が目立たないように、抜け節を綺麗に隠せるようになりますよ!
抜け節って?
木材の「節」は枝が派生した丸い形が幹に残ったものです。
このうち枝の樹皮部分まで幹の中に残っている状態を「死に節」といい、この「死に節」は乾燥による収縮が大きく、抜けて板に穴があいて「抜け節」と呼ばれます。
「抜け節」は穴が開いているので、商品価値が低くなるため補修が行われます。
また、フローリングとして使っているうちに穴が空いてしまった場合、冷気や虫が入ってきてしまうため塞ぐ必要があります。
抜け節を埋める方法
抜け節を埋める方法は、2つあります。
- 木材で埋める
- 市販のパテで埋める
木材で埋める場合、木の穴を木で埋めるため、違和感が少なくなります。
一方、ちょうどよい形の材料を手に入れるのが難しいというデメリットもあります。
調べていたら、京都の寺院などでは、節をひょうたんや富士山のカタチに切り抜いて、同じ形の木材で補修していました。これは出来たらカッコいいのだけれど、余談でした。
パテで埋める場合、変わった形の抜け節でも補修が容易です。節が多い床材の場合、まとめて修繕できると思います。
ただパテの色に違和感がないよう、慎重に色を選びましょう。パテの色を混ぜて色を調節する方もいます。
私たちは、庭で立ち枯れしていた木の枝を使用し、抜け節を補修しました。
準備するもの
- 枝
- ボンド
- ノコギリ
- 紙やすり2種類/粗いもの(#40)細かいもの(#80)
木の枝がなければ、ホームセンターなどに売っている木製の丸棒でもいいです。
ただ、木の枝の方が徐々に太くなっている形状から、ちょうどよいサイズを準備しやすいです。丸棒を使用する場合、鉛筆を研ぐように、徐々に太くなる形状に削って使用しましょう。
紙やすりは、粗いもの(#40)と細かいもの(#80)を2種類買ってみましたが、粗いものだけでよかったかもしれません。
抜け節を埋める
【1】抜け節に合う枝を選ぶ
節に枝を差し込んでみて、節が埋まるちょうどよい太さの枝を選びましょう。
小さすぎると作業中に枝が落ちてしまいます。
【2】枝を数センチ程度に切る
枝を節に入れたとき、数ミリ飛び出すくらいの長さにカットします。
【3】ボンドで枝をつける
枝をボンドで固定します。節のカタチと枝のカタチは若干異なると思うので、隙間もボンドで埋めてしまいましょう。
【4】紙やすりで削る
少し長めに枝をカットしておいたので、その分を紙やすりで削って平らにします。最初は粗いもので削って、細かいもので仕上げます。
【5】掃除
紙やすりで削ったため、木くずが散らばってしまいます。最後はきれいに掃除しましょう。
今回は我が家のお掃除ロボット(ILIFE V3s Pro)のスポットモードで掃除しました。
まとめ
今回は、フローリングに空いた穴「抜け節」の修繕について、木の枝を使って埋める方法を説明しました。
少しずつ、隙間の時間を使って気になるところをDIYしていきましょう。