ヤギが家族になると、飼い主としてヤギが好きな天候、嫌いな天候が気になりますよね。ヤギはどんなお天気だと嬉しいのでしょうか?
ということで、実際にヤギを飼い始めた筆者が解説します!
この記事では、ヤギの嫌いな天候、雨が降るとどういう様子になるか、どんな天気だと飼い主が大変になるか、をご紹介しています。
これでヤギの気持ちがわかるようになりますように!
ヤギの嫌いな天候
最初に答えをお伝えします!
ヤギは雨が大っ嫌いです。強めの雨が降ると事件レベルの声で鳴きます。
濡れた場所もとても嫌いです。そのためヤギ舎の中は常に乾いた状態に保つことが求められます。コンクリートに木製すのこを敷くと衛生的と言われていますね。
ヤギは水はけが良くて、風通しのいい場所を好むんですね。
ついでに少しだけヤギの生態についてご紹介します。
ヤギは基本的には過酷な環境でも耐えられる動物なのだそう。
皮下脂肪が少なくて、寒さに強いとは言えないけれど、それでもマイナス15度程度なら健康に冬を越せるのだとか!極寒の環境に耐えられてすごいですね。
一方で暑さはとっても苦手。人と違い、発汗による体温調節ができません(ちなみにヤギの平熱は39.5度)。そのため直射日光を避けてお散歩させるなど、熱中症予防も必須です。
雨が降るとどういう様子になる?
とにかく大声で鳴きます。
一度、夏の夕立に少し気が付くのが遅れてしまったことがあって、その時はものすごい声で呼ばれました。申し訳ない……。
何か事件でもあったのか!?と思わせる鳴き声っぷりにこちらもびっくりしてしまいます。
その時、ヤギの体毛が濡れてしまって悪いことをしました。
ヤギもショック?驚き?だったようで、しばらく小屋でジッと佇んでいました。いじけていたのかもしれません。体が乾いてくるとまた元通り元気になって、一緒に遊んでくれました。
とにかく大声で表現するので、ある意味分かりやすいですが、今では小雨でも降りそうなときは、すぐに小屋に戻すようにしています。
この時の出来事をきっかけに、ヤギは本当に雨が大っ嫌いなのだなということが分かりました。
飼い主目線でみた手間がかかるお天気とは
ここまでをまとめると、ヤギは雨と湿気を嫌い、雨が少しでも降ると大声で叫ぶといった感じですね。
では飼い主目線で見ると、どんなお天気だとヤギのお世話が大変になるでしょうか?
それが「おおむね晴れているけれど、夕立や突然の雨が降り出しそうな日」です。
朝から雨の日は最初から小屋の外へは出さないので、濡れる心配はありません。ヤギは雨だと若干テンション低めですが、小屋に居れば普通に過ごします。
ですが、一番困るのは「さっきまで晴れていたのに突然スコールがきた!」のような場合です。さきほどお伝えした通り、これで一度お散歩中のアンディとフランクを濡らしてしまったことがあります……。
飼い主的には「一雨降りそうだな」という時は自由に外出も控えたり、事あるごとに雲行きを伺ったり、何かとヤギ達を気遣い自分の自由は減ります。こういうお天気の時は、そういった覚悟は必要かもしれないですね。
まとめ
ここまでヤギと雨の関係についてご紹介してきました。夕立が降りやすい夏などは飼育上、要注意ですね。ではまた。
2023年8月、ヤギの電子書籍を出版しました!
本ブログの内容を大幅アップデートし、一冊の体系的な教科書としてまとめました。
編集さんとともに丁寧に仕上げましたので、すでにヤギを飼っている方も、これから飼う方も、ぜひお手に取っていただけますと嬉しいです。
(2024/11/20 22:27:37時点 Amazon調べ-詳細)