キャンセルポリシーに基づくと全額返金はできないんだけど、台風だと例外になって返金になるの?
あと数日でゲストのチェックイン日!というタイミングで台風がきてしまった場合、どう対応すればいいのでしょうか?ゲストから相談を受けた場合の返答にも悩みます。
普段ならキャンセルポリシーに基づき、ゲストは宿泊をしなくても一部(もしくは全額)負担をする必要があります。ですが、台風だと話が違い、例外になるのでしょうか?気になります。
ということで、現役ホストが解説をしてみます!ちなみにairbnb利用歴3年目で初めてこのような場面に遭遇しました。滅多に起こらないことかと思いますが、だからこそ不明点が多く困りますよね。
結論をお伝えすると、キャンセルポリシーの例外適用が行われ、ゲストには全額が返金されました。
この記事では、以下の段落(キャンセルポリシーとは、酌量すべき事情ポリシーとは、台風がきたときの具体的な対応・操作手順)に分けて解説をしてみます。実際のチャット画面も挿入しつつ進めていきます。
これで台風がきたときの困り事が解消されますように!
キャンセルポリシーとは
airbnbのホストは、それぞれの宿ごとにキャンセルポリシーを定めています。
分かりやすく砕いて言うと、「チェックイン日の●日前までのキャンセルなら宿泊料の●%を返金します」といった決まりのことですね。
うちの場合は、上記の「普通」に設定しています。到着5日前までのキャンセルなら全額返金ということですね。
酌量すべき事情ポリシーとは
上記に記載したキャンセルポリシーが基本的なルールです。しかし、どうしようもない緊急事態が起きることも考えられますよね。
そんなときのためにairbnbでは、通常のキャンセルポリシーに優先して適用される「酌量すべき事情ポリシー」を定めています。
「酌量すべき事情ポリシー」とは
予約確定後に予期せぬ制御不能な事象*が発生し、予約を完了することが不可能または違法となる場合のキャンセルの対処方法
*制御不能な事象とは以下5つ
- 政府による旅行要件の変更
- 緊急事態および流行病の宣言
- 政府による移動・渡航制限
- 軍事活動及びその他の敵対行為
- 自然災害
では、日本の台風は上記の「自然災害」に含まれるのか?ですよね。
自然災害の補足で、以下のような記載がありました。
自然災害、天災、大規模にわたるライフライン途絶、火山噴火、津波、その他の激しい異常気象。これにはハリケーンシーズン中にフロリダ州で発生するハリケーンなど、各地域で発生を予測できる一般的な天候や自然現象は含みません。
結局よく分かりませんでしたが、ホスト同士のプラットフォームで得た情報によると、airbnbに直接問い合わせ、その時の台風が「酌量すべき事情ポリシー」に該当する自然災害なのかを確認することができるそう。
おおむね台風はairbnbが言うところの「自然災害」に該当する方向性のようでした。ただ、私たちの場合はホストに判断を一任されました。
ですので、台風の規模、airbnbの担当者、宿までの距離、移動手段等によっても異なるのかもしれません。
以下から具体的な対応・操作方法を解説していきます。
台風がきたときの具体的な対応・操作手順
方法は簡単です。
ゲストに例外適用リスエスト(返金リクエスト)を送ってもらい、ホストが承認する、です。
詳しくみていきましょう。
ホストは予約確定後にキャンセルポリシーを変更することはできません。Airbnbのシステム上、ホストからアクションすることは難しい、という意味です。
そのため、ゲスト側からアクションして頂く必要があります。それが例外適用リクエスト(返金リクエスト)という方法ですね。
「リクエストを確認」すると、以下のように表示されます。
右下の「承認する」を押せば操作は完了です。
これにより、ゲスト側には全額が返金されます。
また、ホスト側もこのリクエストを承認しても、キャンセルによるペナルティは発生しません。例えばスーパーホストのステータスに影響が及ぶことはありません。
これで普通のキャンセルポリシーではどうしようもなかった案件が、円満に解決しました。
まとめ
ここまでairbnbで台風がきたときのキャンセル方法について解説をしてきました。
ゲストも全額返金、ホストもステータスに傷が付かず、どちらにとっても良い方法なのではと思います。操作も簡潔なのがいいですね。ではまた。