移住先を検討する際、どこに住もうか迷うのは当然ですよね。最初に地域を決めるのか、それとも物件を決めるのか、悩むと思います。私たちもそうでした。
結果的には、夫には縁があった土地でしたが、私にとっては結婚するまで何の縁もゆかりもなかった土地への移住が決まりました。縁がなかった地域で暮らすと本当に「住めば都」になるのでしょうか?気になりませんか?
ということで、よく知らなかった土地へ住み始めて約1年経過した筆者が今の気持ちを綴ってみます。
この記事では、移住先を選んだ決め手、住んでみて思うこと、をご紹介しています。
これで、知らない土地へ移住した時のイメージがつきやすくなれば幸いです。
移住先を選んだ決め手
私たちは結婚して2年間は、夫の生まれ故郷である土地に暮らしていました。
ですがその後、より自然と近い暮らしがしたいと思ったこと、マンションの更新が重なったことの2つにより、もう少し自然を感じられる土地への移住を検討し始めました。
移住を検討した時、一つだけ外せない条件がありました。
それが「湖が見えること」でした。私たちが暮らす茨城県には、霞ヶ浦(かすみがうら)という日本で二番目に大きな湖があって、夫婦それぞれに湖への想いがありました。
そんなわけで、特にどの自治体がいいというこだわりはなく、ただ「湖が見える」という条件のもと古民家を探し始めました。
結果的に、夕日が最も美しく見える方角に建つ古民家と出会うことができて、物件購入を決断しました。
初めて暮らす地域がどんな感じなのか、最初はとても緊張しました。
住めば都は嘘?本当?暮らしてみて思うこと
結論から言うと、住めば都は「本当」だと思います。
まあ人それぞれ意見は違うと思いますが、少なくとも私はそのように感じています。
今でこそこの町が好きになりましたが、結婚するまでは全くと言っていいほど縁もゆかりもなかった茨城県。移住するまでサイクリングでしか訪ねたことのなかった湖畔の町。
何もかも知らないことだらけでした。
当然ですが、同じ日本のなかでも地域によって人の性格や文化は全然違います。
見知らぬ人に対してウェルカムな態度をとってくれる人たちなのか冷たいのか、車の運転は荒いのか慎重なのか、スーパーでの物価は高いのか低いのか……など、大きなところから細かなところまで様々なことが違うので、最初は慎重に様子見の連続でした。
ですが、人の順応性ってすごいですね。
大体3カ月もすればすっかりその町に馴染んでしまいます。
私たちが暮らしている地域は全国的にも屈指のサツマイモの産地で、とにかく直売所にはサツマイモが多いし、加工品もサツマイモを使ったものが多くて。自分たちもよく食べるようになったよ。
つまり「住めば都」と言えるようになるためには、その町のことをよく知って、地域の文化を生活に取り入れていくことが大事なのかなと思います。
それぞれの町に良い悪いもなくて、必ず何かしらの文化や特産品が根付いていると思うんですよね。それを理解し、愛していけば、自然とその町が「自分の都」になっていくものだと思います。
受け入れ側、移住者側、双方のコミュニケーションが自然と円滑になってくる時期です。
地域住民との関係性も、町が好きになるか嫌いになるかに関わる大切な要素ですね。
まずは謙虚に1年間過ごしてみると、自然と地域の人達が声をかけてくれるようになるかもしれません。つかず離れず、丁度良い歩み寄りは大切です。
こんな感じで、縁もゆかりもなかった場所でも知ろう、分かろうとすればきっと面白い発見がたくさんありますよ!こんな感じで「住めば都は本当」だと思ったわけです。
まとめ
ここまで、住めば都は嘘か?本当か?というテーマでお話をしてきました。ではまた。