田舎暮らし・古民家暮らしを始めると敷地にも余裕があるので、動物の飼育も検討しちゃいます。特に雑草を食べてくれるヤギさんはありがたい存在!でもそういえば、ヤギってどうやって手に入れるのでしょう?
というわけで、実際にヤギを新しい家族にお出迎えした筆者が、自分たちの体験談を中心に解説します!
この記事では、一般的なヤギの入手方法、私たちが利用した里親制度のこと、里親制度のメリット・デメリット、新しい家に来たばかりのヤギの様子、をご紹介しています。
これで読者さんがヤギさんと暮らす日に近付きますように。
一般的なヤギの入手方法
飼う目的を整理する
ヤギを飼うにあたって、まずは目的を整理することが大切です。ヤギを飼う理由は、以下のような項目が考えられます。
搾乳のため(→出産後or妊娠中のヤギを検討する)
ペットとして(→子ヤギを検討する)
除草目的で飼うとちょっと可哀想なので、ペットとして仲良くなって、その結果草を食べてもらえるようになった!という順序が一般的みたいです。
具体的な入手法
目的を整理したうえで、入手する方法をご紹介します。ざっくりと以下の方法が挙げられます。
既にヤギを飼っている人から購入する
ヤギのブリーダーから購入する
飼育牧場から購入する
ヤギ市場のセリ(愛知、長野、群馬、福島にて6~9月開催)に参加し購入する
各市町村の畜産課に問合わせる
JAの畜産係に問合わせる
里親制度に登録し譲ってもらう
一番簡単なのは、ご近所に飼っている人がいれば譲ってもらうor購入させてもらうという方法だと思います。心配なことや困ったことがあればすぐに相談も出来ますし。
ちなみに私たちは里親制度を利用し、無料でお譲り頂きました。
里親制度ってどんな感じ?
大まかな流れ
ペットの里親制度は、元飼い主さんがご病気されて飼育が難しくなるなど様々な理由で一度飼い始めたペットを新飼い主に無料で譲ってあげる仕組みですね。
里親制度のプラットフォームがありますので、それを活用します。私たちがチェックした時は、ヤギ、小鳥、犬、猫、爬虫類など多数の動物が掲載されていました。
いいなと思った子を見つけたら、プラットフォームの様式に従って元飼い主さんに連絡を取り、スケジュール調整をしたうえで面会、といった流れになります。
メリット
里親制度を使ってわかった最大のメリットは以下の2点かなと思います。
- 無料で譲ってもらえる
- ペットが既に人間慣れしている
1について。
例えばヤギの相場は大体3~7万円/頭くらいです。季節ごと、年ごと、性別ごと、品種ごとに変化します。複数頭飼うとなると、それなりに出費ですよね。もちろんその他にも小屋代、エサ代、備品代などこまごまとした経費もかかります。
そういう意味で、無料でお譲り頂けるのはとても経済的で助かりました。
2について。
ペットが人間慣れしている件については、赤ちゃん時代を元飼い主と過ごしているので、ある程度人に慣れちゃっているパターンが多いと思います。
例えば、ヤギは子ヤギの段階で人間が哺乳瓶を使ってお乳をあげると一生涯人間になつく、と言われています。人と同じで、動物も赤ちゃん時代が重要だったりするみたいです。
その証拠に我が家にお迎えしたヤギ達は人が大好きのようで、ほんの数日でなつきました。甘えん坊、寂しがりや具合は各個体の性質も関係あると思います。
デメリット
続いて里親制度のデメリットです。考え方は人それぞれだと思いますが、私は以下の3点が気になりました。
- ペットが元飼い主のもとに帰りたがるのでは、と心配になる(→心配無用でした)
- 赤ちゃんの頃から世話していないので、きちんと愛せるか心配になる(→心配無用でした)
- 元飼い主がいつまでも飼い主面してきたら嫌だと感じる
解説するまでもなく上に書いた通りですが、一応解説します。
1について。
元飼い主のところに帰りたがっている様子はなく、私たちにもすっかりなついてくれて今のおうちを楽しんでいる様子なので安心しました。
2について。
私たちが愛情を傾けられるか若干心配していたのですが、やっぱり目の前にいるペットは可愛いです。赤ちゃんの頃から育てていなくても愛しさが湧いてきます。
3について。
元飼い主との距離感については、里親制度を使う前から懸念していたことでもあります。
病気等なら理解できますが、完全に自己都合で手放したペットに対していつまでも飼い主面されたら何だか自分たちのペットになったはずなのに気持ち的に嫌だなあ……です。里親制度を使う場合は、元飼い主さんがペットを手放す本当の理由や性格なども見て決めるのがいいと思います。
新しい家にきたヤギの様子
車に乗っている時は、どこに連れていかれるんだろう?といった感じでドタドタしていましたが、おうちに着くとまあまあ落ち着いて行動していました。
3~7日目くらいで完全に慣れてきた様子でした。小屋、生活空間、エサ、新飼い主などなど環境の変化に対応出来ているなといった感じです。
もっとなつくのに時間がかかるかな~と思っていたので、意外とすんなりべったりなついてくれているので取りあえず良かったです。ヤギさんは意外とどんな人でもなつきやすいのかも?
まとめ
これからもヤギさんの情報はこまめにお伝えしていこうと思います!ではまた。
2023年8月、ヤギの電子書籍を出版しました!
本ブログの内容を大幅アップデートし、一冊の体系的な教科書としてまとめました。
編集さんとともに丁寧に仕上げましたので、すでにヤギを飼っている方も、これから飼う方も、ぜひお手に取っていただけますと嬉しいです。
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