ゴーゴーと燃えさかる焚き火を見ると、焼き芋を作りたくなってきますよね。直火で焼いた焼き芋はとても美味しく、感動できるものです。
ということで、頻繁に焼き芋を作っている筆者ら夫婦が、コツが分かれば失敗知らずの作り方を解説します!
ポイントは新聞紙を使わず、キッチンペーパーを使う点です。分かりやすいようにたくさんの写真を掲載しています。
この記事では、準備するもの、作り方(手順とコツ)、完成した焼き芋の様子、をご紹介しています。
これで、あつあつほくほくの焼き芋が作れるようになりますよ!
準備するもの
まずは必要になるものを集めましょう。
- サツマイモ…太くて長いもの(25cm程度が理想)
- キッチンペーパー…1本につき3~4枚
- アルミホイル…1本につき50cm×2枚
- 水…キッチンペーパーに浸み込ませるため
必須ではありませんが、あると便利な道具は以下です。
- 長めのトング…100円ショップでも買えます
- おぼん…出来立ての焼き芋は熱いので使います
- 軍手…芋が焼けたか手で握って確認できます
- サランラップ…保存用に使えます
ちなみにサツマイモを持った時にとても熱いので、軍手は厚手タイプがおすすめです。
ここまで準備ができたら、さっそく作っていきましょう!
※この記事では、火の起こし方は説明しません。各自で焚き火のご用意はお願いします。
作り方(手順とコツ)
【1】サツマイモを洗って先端を切る
丁寧に洗うことで、完成した時に皮ごとパクつくことができます。サツマイモは実と皮の間にも栄養があるらしいので、ぜひ皮も食べたいですね。
【2】キッチンペーパーにたっぷりの水を吸わせて包む
サツマイモ1本につき大体3~4枚のキッチンペーパーを用意します。たっぷりの水で濡らして、ぐるっとさせるように包みます。
この時、水がボタボタしたたるくらい濡らすことがポイントです!しっとりした焼き芋に仕上がります。焦げすぎ防止にも役立ちます。
【3】アルミホイルでギュッと包む(※1回目)
濡らしたキッチンペーパーに包んだサツマイモを、さらにアルミホイルで包みます。アルミホイルはケチらず大胆に使いましょう。40~50cmくらい長いと安心です。
包んだ時にしっかりギュッと握ります。こうすることで、ホイル内の空気が抜けて、より上手な蒸し焼きになります!
キッチンペーパーから水があふれても気にせずOKです。
【4】もう一度アルミホイルで丁寧に包む(※2回目)
つまりアルミホイルは二重にするということですね。
これは結構ミソです。些細なことに思えますが、とても重要な作業です。アルミホイルは二重にしましょう!
二重にすることで、焚き火で作った焼き芋独特の「煙たい味」がサツマイモに付きにくくなります。
「ほどよくワイルドな味」程度に収まってくれるので、アルミ二重の作業は必須です。
ここまでで下準備は完了です!いよいよ火に投入します。
【5】焚き火へ放り込み30分程度おく
時間については、各自の条件や環境によって異なると思います。
例えば……
- 被せる灰の量
- サツマイモの大きさ
- 焚き火の火力
などが挙げられます。
火力は、竹を燃料にすることが多いから高火力だよ!
【6】アルミホイルの上から柔らかさを確認する
焼けているかどうか、手で握って確認します。しっかり軍手をして、指先でつまんでみて、柔らかく感じられたらOKです。
感覚的には「このまま握りつぶせるんじゃないか」のような柔らかさになっています。
ただ、表面が焦げていたら硬くなっているから注意します。まだの場合は追加しながら様子を見ましょう。
熱いから気を付けて!
【7】アルミホイルとキッチンペーパーを剥がす
ここまでできたらもう完成です。
キッチンペーパーは焦げてはいますが、燃えて無くなったりはしていません。
新聞紙だと燃えて消えていることがあるので、やはりキッチンペーパーがおすすめです。サツマイモにもちょうどいい感じで焦げが付いてくれます。
完成した焼き芋の様子
完成した焼き芋はこちらです!
うまく透き通った黄色が出て、綺麗にできました。
お味も抜群に美味しいです。甘くて思わずニヤニヤしてしまうかも。
ふわっと焚き火の香りが付いているのも特徴的です。程よく残った焦げもパリパリして、カラメルソースのような味でアクセントになります。
キッチンペーパーに水をたっぷり含ませることで、しっかりと蒸し焼きになっているので、サツマイモが驚くほどしっとりしています。
舌触りが良すぎて、大きな焼き芋も1本ペロッといけてしまうほどです……!食べすぎ注意!やっぱりできたてが一番ですね。
いろいろな品種のサツマイモを用意して、食べ比べてみるのも面白いですよ。私たちもいろいろと試しています(以下参照)。
- 紅はるか(しっとり系)
- シルクスイート(しっとり系)
- あいこまち(中間)
- 紅まさり(中間)
- すずほっくり(ほくほく系)
- 紅あずま(ほくほく系)
- ハロウィンスイート(オレンジ色)
- パープルスイートロード(ムラサキ色)
……などなど
結構品種によって仕上がりも変わってきますので、サツマイモを選ぶときも気にしてみて下さい。
まとめ
ここまで、焚き火を使った焼き芋の作り方についてご紹介してきました。ほんのりワイルドな香りがついた焼き芋は、アウトドアならではの贅沢なお味ですね。ではまた。