移住

【移住】体験者が語る「二段階移住」とは?なぜ勧めたいのか?

あき
あき
二段階移住ってなに?

新しい土地へ移住するって勇気が必要で、不安もたくさんあると思います。

最初は茨城県内の地方都市のマンションに2年住んで、現在は農村部に900坪の古民家を購入して4年目になります。

当時は二段階移住という言葉は知らなかったので、結果的に二段階移住した感じになりました。二段階移住は地域のことを知る時間、また田舎暮らしに慣れるためにオススメです。

この記事では、実際に体験者が二段階移住について解説した後、なぜ勧めたいのか理由を6つ紹介します。この記事がこれから移住したいと思う方のお役に立てれば嬉しいです。

二段階移住とは

二段階移住は、いきなり田舎暮らしをはじめるのではなく、まずは地方都市に移住・滞在し、そこを拠点に自分に合った場所を見つけたのち、最終的な移住を決めるという移住の方法です。

高知県が二段階移住を推進していますが、移住のスタイルですので、もちろんどの地域でもお試しできます。移住のミスマッチを軽減する新しい移住スタイルです。

体験者が二段階移住を勧める6つの理由

【理由1】自分たちがしたい暮らしが分かる

あき
あき
どのくらい田舎に暮らしたいんだろう?
さき
さき
地方の駅前マンションに2年間住んで、広いお庭で家庭菜園とかしたくなったよね!

都心で暮らしてきた人が地方へ移住すると、多かれ少なかれ生活への不便さを感じると思います。人によっては、あまりにも生活に不便があると感じ移住のミスマッチとなってしまいます。

人それぞれ求めている暮らしのレベルは違います。二段階移住をすることで、どのくらいの田舎に暮らしたいかという暮らしのレベルを探ることができます

一段階目に暮らした地方都市のマンション

【理由2】まずは生活基盤を整えられる

あき
あき
何もかも新しい生活になるのは大変すぎる

全てイチから始める暮らしはある意味憧れかも知れませんが、不安も多く、うまくいくとは限らないです。

その地域のことを知ったり、友達を作ったり、仕事を見つける、子どもがいる場合は保育園を探すなど生活基盤を整えてから、二段階目となる移住本番へ進むのがスムーズです。

私たちの場合、私は県内出身ですが、妻が神奈川県の出身だったので、新婚当初の2年間が地方の生活基盤を整えるいい時間になりました。

【理由3】地方暮らしの不安を減らせる

さき
さき
最初の2年間は駅に近くて安心したよ!

いきなり新しい土地に暮らす不安は大きいと思います。例えば地方都市に暮らすと、多少なりともチェーン店があったり、都市部へのアクセスも可能なため安心感もあります。

地方都市とはいえ、駅周辺は賑わっていても車で少し走れば自然豊かな場所へ行けたりするので、そういった環境に少しでも多く触れておく機会は重要と考えます。そのなかで「この地域いいな!」と発見がある可能性もありますので。

【理由4】移住先をじっくり決められる

あき
あき
休日とかに二人で中古物件を見て回ったよ
さき
さき
いくつか見ているうちに理想の家が見つけられたね

一段階目の移住をして、週末に県内を旅行していると地域の特徴がかなり分かってきます。県でも東西南北によってそれぞれ違いがあったり特産品が異なるので、県内の特徴を把握できます。

二段階移住をすれば、こんな感じで一段階目にいろいろな地域をめぐっていくなかで移住先をじっくり考えることが出来ます。同じ県内でも人柄や方言が微妙に異なってくるので、そういった細かな点も発見できますよ。

二段階目、新居に引っ越した時の写真

【理由5】物件をゆっくり探すことが出来る

あき
あき
中古物件はたくさんあるわけじゃないよ!ゆっくり探そう!

地方で自分あった中古物件を探すのは実は大変です。いくつか見学して理想の住宅が見つかったと思えば、すでに他の方が検討しているといったことも多いです。

また市場に出回っていない物件も多くあり、人づてに探す場合も。

二段階移住により、時間をかけて物件を見て回ることで理想の住まいを見つけられると思います。そのため都市部から一気に移住せず、一段階目を設ける意味があります。

【理由6】リスクを減らせる

いきなり田舎に移住すると、もし移住がミスマッチだった時のリスクが大きくなります。例えば、最近では地域おこし協力隊になっても、地域の人間関係が合わずに問題になるケースが増えていますよね。

また、人間関係だけでなく、虫が多い、車社会が普通、お店が少ない、全体的に不便など、ライフスタイル全般が体質に合わない可能性もあります。

いきなり「脱サラして田舎に行きます!」と考えずに、まずは地方都市で一段階目の移住を挟んでから、その間に本命の二段階目の移住先を決めて、少しずつ自分たちの暮らしを考えることでリスクが大幅に軽減できます。

あき
あき
頭ではわかっていても実際に暮らしてみないとわからないことって多いと思います。私たちは少しずつステップアップしながら新しい暮らしに馴染んだよ

自治体の「お試し住宅」を活用するのもアリ

いくつかの自治体は「お試し住宅」を使って移住を体験できるようにしています。

自分たちの新しい暮らしをイメージするためにお試し住宅を活用することもいいと思います。

私たちの住む茨城県行方市でもお試し住宅があります。1日1,000円(例:人数に関わらず2泊3日の利用で3,000円)で利用でき、市の職員さんもサポートしてくださいます。

2日以上6日までの滞在に使用でき、年間15日を上限として最大3回まで申請できます。移住したときのイメージだけでなく、実際に移住するための準備(物件探し中の滞在)などに活用でき、おすすめです。

まとめ

あき
あき
二段階移住で移住がスムーズになるかもしれないね!

この記事では二段階移住について解説しました。私たち夫婦は二段階移住という言葉を知りませんでしたが、新婚当初地方都市のマンションに住み、そこから農村部の古民家を購入したので、結果的に二段階移住していました。

二段階移住は生活基盤を作り、移住の不安を軽減できるのでおすすめです。

また、移住前にその地域を知る方法に自治体のお試し住宅を利用する方法もあります。仕事探しに不安な方は地域おこし協力隊になるという方法もありました。この記事がこれから移住したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
あき
▼あき(夫)▼幼少期から湖のそばで育ち、現在はより身近に ▼当ブログでは田舎暮らしの工夫や発見を気ままに発信中 ▼家庭菜園が好き