理想の古民家暮らし、田舎暮らしを始めたけど竹やぶがどんどん荒れてきて、早急に手入れが必要そう。でもどうやってやればいいの?竹の処理なんてなかなか経験しないことで、分からないですよね。
そこで、実際に竹やぶを抱える古民家で暮らす筆者が解説します!数百本以上の竹を処理して分かったコツもお伝えします。
この記事では、竹切りに必要な道具、切り方、処分方法を写真付きでご紹介しています。
この記事が竹の処理、処分に困っている方の助けになりますように!
竹切りに必要な道具
まず竹を切るのに適切な道具が必要になってきます。
使うものは以下です。
- 竹地用ノコギリ(刃の入れ替えがしやすいものがGOOD)
- 剪定ばさみ(メーカーは岡恒がおすすめ)
- コードリール(庭用延長コードのこと)
- 穴あけ電動ドリル
これらは竹切り作業のほかにも田舎の庭仕事で活躍する道具なので、必ず常備しておいていいものです。
実物を見たい方は、お近くのホームセンターで購入できます。ネット購入で問題ない方はここでもご紹介しておきます。
竹の切り方
竹切り作業に入ります。
切り方は、竹地用ノコギリを使って切りたい竹を1mの高さで切り落します。これだけです。
もう少し具体的にみていきましょう。
高さ1mの高さというところがポイントになります。これは今では有名な話ですが、竹を根絶する方法として、竹林間伐を行うNPO法人「フォレストぐんま21」の理事長が発案した方法です。
難しい理論はさておき、12~2月頃に竹を切ると効果てきめんだそうです。この方法をとると、竹の大きさにもよりますが1~3年程度で根こそぎ簡単に引っこ抜けるようになるのだとか。
詳しいお話は「フォレストぐんま21」理事長の解説が掲載された書籍をご覧ください。
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竹の処分方法
大きく3つの選択肢があり得ます。
- 自分で燃やす
- 薪として利用する
- ゴミで出す
自分で燃やす際は自治体により消防の面で注意が必要です。また作業中は高温で危険です。ご注意ください。
いずれにしても、竹を切りっぱなしではどうしようも出来ないので、竹を細かくする裁断方法と手順をお伝えします。
この方法はプロの植木屋さんに教えてもらった方法で、効率よく竹の処理ができると思います。ではみていきましょう。
まず切った竹を横にします。
下の方から枝を切っていきます。切る時は剪定ばさみを使います。
コツ:枝を手前にグイっと引っ張った状態ではさみを入れると、力を入れなくても綺麗に切れます。
枝を切る作業を続けます。
コツ:幹の色が緑っぽかったら比較的柔らかく、切りやすいです。幹の色が黄色っぽかったら猛烈に硬くて切りづらいです。幹の色で使う道具を変えましょう。硬いものに剪定ばさみを使うと壊れる可能性があります。のこぎりがおすすめ。
幹が親指くらいの細さになったら、枝を切るのをやめて幹ごとパッツリ切り落してしまいます。
最終的に枝部分と幹部分が分かれて整理しやすくなります。
竹は燃やす時、節と節の間に切込みを入れないと激しい「パン!」という音が鳴ってしまいます。
コツ:燃えた時の騒音を防ぐために、すべての節と節の間に切込みを入れてor穴を開けていきます。基本的に太い幹はのこぎりor穴あけ電動ドリルで対応します。
細い幹の場合で剪定ばさみで対応できてしまいそうだったら、それでもOKです。
もとから縦に割れているものについては切込みを入れる必要はありません。音が鳴らないからです。
薪に使いたい場合は、竹を縦四分の一に切ってしまいます。そうすると、火にくべやすいサイズになって薪らしくなります。
余談ですが、幹は緑色よりも乾燥して茶色になった方がよく燃えます。切ったあとすぐには燃やさずしばらく薪置き場に放置しておいて、茶色になるのを待ってもいいですね。
まとめ
ここまで竹の切り方、処分方法をご紹介してきました。田舎暮らしに竹切りスキルは必須なので、習得しておくと便利ですよ。ではまた。