自宅の空き部屋で民泊を運営していると、まず気になるのがゲストの距離感ではないでしょうか。
自分の家にお客さんが泊まりに来ていると思うと、たっぷりおもてなししてあげたくなる一方で、あまりに過剰だとウザイと思われてしまうかも……などなど、色々と考えてしまいます。
実際のところ、家主滞在型の民泊(空き部屋提供)において、どれくらいの距離感がベストなのでしょうか?
ということで、空き部屋で民泊を運営している筆者が解説をしてみます!といっても答えはないテーマになりますので、あくまで体験談を共有させて頂く程度になると思います。
この記事では、民泊運営形態の種類をおさらい、家主滞在型民泊(空き部屋提供)でゲストとの距離感が気になる話、ゲストの生の声、【結論】歓迎のスタンスは崩さず、あとは見守るのがいいと思う話、をご紹介しています。
これで、家主滞在型の民泊を運営する予定・している方の参考になれば嬉しいです!
民泊運営形態の種類をおさらい
本題に入る前に、念のため民泊運営にはどういった形態があるのか?ということをおさらいしておこうと思います。
ざっくり言うと、以下の3種類が考えられます。
- 家主滞在型の空き部屋提供…自宅の空き部屋に泊まってもらう
- 家主滞在型の一棟貸し…自宅敷地内の空き家に泊まってもらう
- 家主不在型…自宅敷地外の空き家を一棟貸しする、民泊用物件でシェアルームを運営する、など
わたしたちは①に該当します。
自宅の空き部屋を使ってもらう形態の民泊ですね。ホームステイのようなイメージをしてもらえれば、分かりやすいかと思います。
家主滞在型(空き部屋提供)でゲストとの距離感が気になる話
自宅の空き部屋を貸すなどの形態で民泊をやっていると、気になってくるのがゲストとの距離感です。
ゲストが来るときの一連の流れとしては、大体以下のようになっているんですね。
- 歓迎のご挨拶
- チェックイン時の説明
- 外出から戻られた時の声かけ
- 就寝の挨拶
- 翌朝の挨拶
- チェックアウト時のお見送り
最低限、上記のやり取りは必須になるわけですが、問題は「これ以外で」どれくらいコミュニケーションを取るか?ということです。
いろいろ話しかけた方がいいのか、それとも、あまり話しかけずにそっとしておくのがいいのか……。
本音を言えば、お泊りしてもらっている最中に、本当はいろいろ聞きたいじゃないですか(笑)
全然余裕で聞けそうじゃん!と思われそうな内容ですが、いざゲストと面と向かってみると、個人情報保護のためにあまり聞いちゃいけないかな?とか考え出してしまうわけです。
実際、自分も旅行にいって、あまり宿の人からあれやこれやと聞かれた経験ってないですし。
旅は心を静めるためにする場合もあると思うので、あまり普段のことには触れない方がいいのかなとかも思っちゃいます。かと言って、話しかけないのもぶっきらぼうだしなあ……。
と、距離感については悩みがつきません。
ゲストの生の声を集めてみた
困った時は、ゲストの生の声を覗いてみよう!
ということで、10個のレビューから一部抜粋してご紹介してみます。
ゲストの方が、ホストとの距離感についてどう考えているか、なにかヒントがあるでしょうか。
気になったキーワードを集めてみましょう。
- 細かい気配り
- 話しかけ
- プライベート空間も保たれる
- 相談も丁寧にご対応
- 優しく、細かな気配り
- コミュニケーションが取りやすく
- あたたかく迎えて
- 穏やかでフレンドリー
- 優しくお出迎え
- 温かいおもてなしが最高
- ちょうどいい距離感
- やさしい心配り
【結論】歓迎のスタンスは崩さず、あとは見守る
10のレビューから一部の文章を抜粋しただけですが、なんとなく共通点があるように思いました。
優しい、温かい、穏やか、話しかけ、などのキーワードから分かるように、やはり歓迎のスタンスは崩さす、一定程度のコミュニケーションはこちらから取ってあげることが大切なのかなと感じます。
そりゃあゲストの方からしてみたら、地域も家も完全にアウェイな訳ですから、よく考えれば当然のことですよね。
一方で、気配り、ちょうどいい距離感、プライベート空間、などのキーワードから分かるように、あまりガツガツ派手に話しかけすぎないで、そっとしておくことの重要性も見えますね。
家族、友人、カップルで水入らずの時間を過ごせることは、旅行の何よりのお楽しみですよね。
ホストとしてウェルカム!の姿勢を保ちつつ、適度で上品なコミュニケーションが求められそうですね。
旅程など、相談事も気軽に乗るよ!ということをオープンに伝えておくことで、ゲストの方が話しやすくなることもあるのかなと思います。
まとめ
ここまで、家主滞在型民泊(空き部屋提供)における、ゲストとの距離感について一緒に考えてきました。一組一組、いろいろな方がいらっしゃるので、その都度研究することは大切ですね。ではまた。