6~8月が旬とされる赤紫蘇。特にジュースは、ローカルなレストランでは季節メニューでおすすめされているのをよく見かけます。紫蘇の香りと酸味がマッチして美味しいですよね。自宅でも作れたらいいのにと思います。
そこで、レモン汁を使って濃縮紫蘇ジュースを作り堪能している筆者が解説します!作り方はシンプルで超簡単です。
この記事では、濃縮紫蘇ジュースに必要な材料と分量、作り方の手順、紫蘇の効能をご紹介しています。
これで梅雨~初夏にかけて赤紫蘇ジュースを目一杯楽しめますよ!
濃縮紫蘇ジュースに必要な材料・分量
- 赤紫蘇の葉…500g
- 水…300cc
- レモン汁…75㎖
- 砂糖…100g
この分量で、出来上がりの濃縮紫蘇ジュースは約500ccです。
出来上がったエキスは適宜水や炭酸水で薄めて頂きます。
お好みではちみつを加える、レモン汁を増量する、などの工夫をしてみてもOKです。酸っぱいのがお好きな方は、レモン汁を倍程度に増やしてもいいと思います。
余談ですが、サンガリアのプレーン炭酸水はほどよいしゅわしゅわ感が楽しめておすすめです。
作り方
【1】枝から葉を摘む
葉っぱぎりぎりのところで摘みます。
【2】ザルとボウルを使って洗う
小さな砂埃が多く付着しているので、水を溜めて洗ってを繰り返します。
【3】鍋に水と紫蘇を入れて火にかける
分量の水を入れて沸騰させ、その後紫蘇を入れます。
紫蘇は緑色に変色したらザルにあけます。
一気に全部入りきらないと思いますので、鍋に少しずつ紫蘇を入れて取って、を繰り返すとよいです。
ザルにあけた紫蘇が冷めたら、それもきっちり絞ってエキスを抽出します。
【4】砂糖を加えて煮出す
お砂糖は何でもいいです。私は甜菜糖(てんさいとう)を使いました。
甘い仕上がりがよい方はここでお好みの分量のはちみつを加えます。砂糖とはちみつが溶けるまで火にかけます。
【5】粗熱が取れたらレモン汁を加える
本物のレモンを購入し絞るか、市販のレモン汁でも大丈夫です。
酸味多めがお好みの方は75㎖より多めに入れて下さい。
【6】容器に入れて完成
出来上がりは500cc程度です。
瓶やその他の入れ物に入れて保存します。
♢
飲むときは水や炭酸水で薄めます。
大さじ一杯の濃縮紫蘇ジュースに対して、炭酸水100ccで以下の写真のような色合いになります。ご参考までに。
薄めずそのままヨーグルト等にかけても美味です。
作りたてが一番香り高く風味もよいので、早めに飲み切るのがおすすめです。
紫蘇の効能
せっかくなので、紫蘇の効能を解説しておきます。
濃縮紫蘇ジュースで使った品種は「赤じそ」です。おもに梅干しの色付け用として6~8月にだけ出回ります。酢などに浸けると鮮やかな赤色に変色するのが特徴です。
とはいえ、栄養素は一般的な緑の紫蘇とほぼ変わりません。
ビタミンとミネラル分が多く、特にビタミンB2(皮膚粘膜の維持を助ける、体内の代謝を支える)やカルシウム(骨を維持する、血管などの細胞活動を助ける)は、野菜のなかでもトップクラスです。
赤じそについては、ロズマリン酸と呼ばれるポリフェノールの一種も含まれています。
ロズマリン酸はアレルギー症状の緩和、体の酸化防止などに期待が持てます。
筋細胞のエネルギー消費を促す作用もあるそうで、全身のエネルギー管理を助けています。生活習慣病の予防にもつながるということですね。
まとめ
ここまで濃縮紫蘇ジュースの作り方をご紹介してきました。赤紫蘇を扱っていると魔法をかけたように鮮やかに色が付くので、作っていて楽しい気持ちになります。ではまた。