虫が多い田舎暮らしに蚊取り線香は必須。でもその臭いが強烈で24時間焚いているのは結構ツライ!
そこで蚊取り線香の元祖・金鳥から発売されている「ローズの香り」を試してみました。パッケージには煙の刺激が少ない(当社比)天然ローズオイル配合と記載されています。
結論をお伝えすると「ローズの香り」とってもいいです!蚊取り線香とは思えない上品な香りで、ものすごくおすすめです。
この記事では「ローズの香り」を使ってみた感想、従来の蚊取り線香との比較、蚊取り線香の老舗・金鳥の気になる歴史(雑学)を解説しています。
これで蚊取り線香のキツイ臭いに悩まなくなるはずです!
金鳥・蚊取り線香「ローズの香り」レビュー
香りの違いがすぐ分かる
金鳥が販売する蚊取り線香は、蚊や小さな虫に効き目があって手放せません。とはいえ終日焚いていると煙の臭いが気になってきます。
一方「ローズの香り」は、効き目はそのままで優しい香りです。袋を開けるとふわっとバラの香りが広がります。一瞬、これは本当に蚊取り線香?と感じてしまうくらいうっとりします。
金鳥の公式ホームページによると「ローズの香り」は、2014年(平成26年)に発売されたようです。まだ新しいですね。
パッケージを比較したところ、従来の蚊取り線香と【その他の成分】が異なります。
- 従来の香り:植物性微粉末、澱粉、デヒドロ酢酸Na、着色剤、他4成分
- ローズの香り:植物性微粉末、澱粉、デヒドロ酢酸Na、着色剤、香料、他4成分
「ローズの香り」には香料が追加されています。箱には天然ローズオイル配合と記載されています。
色がオシャレ
一般的な蚊取り線香は濃い緑色の渦巻きが特徴ですね。
「ローズの香り」は落ち着いたピンク色をしています。赤とピンクを混ぜたような大人っぽい色です。パッケージもピンクです。
火を付けていない時でもほのかに香りがあって、かつ色が可愛いので、焚いていない時もそのままインテリアとして設置しておいていいくらいです。
香りよし、見栄えよしで文句なしの蚊取り線香です。我が家では今後「ローズの香り」が大活躍しそうです。
もっと早くこの商品を知りたかった……!と思います。
金鳥の気になる歴史
ロゴマークは何故ニワトリなの?
金鳥の蚊取り線香といえばニワトリですよね。実はこのニワトリ、あることわざが関係しているんだそうです。
鶏口と為るも牛後と為る勿れ
(訳)牛の尾っぽのように生きるより、小であってもニワトリの頭になるべき
この言葉は、司馬遷によって編纂された中国初の歴史書「史記」のなかの「蘇秦伝」で説かれたものです。
金鳥の創業者がこの一説を信じていたことから、ロゴマークはニワトリになりました。業界の先駆者として鶏口であり続けることを誓ったんですね。
ちなみにこのマーク、1910年頃から使用されていて100年以上の歴史があります。
ついでに言うと、蚊取線香(金鳥の渦巻)は2011年度グッドデザイン賞を受賞しています。
いつから渦巻き型なの?
金鳥の蚊取り線香はとても歴史が古いです。1886年、創業者の上山氏が米国植物会社のアモア氏より「除虫菊」の種子をもらったことにさかのぼります。
その後除虫菊を栽培、製粉、線香屋と協力するなど、様々な工夫を凝らし実用化に向けて奮闘したのだとか。現在の渦巻き型が発明されたのは1895年のことでした。上山氏の奥様が渦巻き型を思い付きました。
こうして1902年には、渦巻き型蚊取り線香が販売されるようになりました。
世紀をまたいで今もこうして私たちの生活に馴染んでいる蚊取り線香の歴史を知ると、なんだか感慨深いですね。
まとめ
ここまで金鳥が販売する蚊取り線香「ローズの香り」をご紹介してきました。アロマのような素敵な香りで蚊とおさらばできるとは……!感動しました。
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