キッチンに小さなアリが行列していて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。筆者も同じ悩みを持っています。
我が家は築50年の古民家で、キッチンはリフォームしているけれど、壁や窓などは以前のままで隙間からアリが入ってしまう様です。
この記事では、キッチンの小さなアリの正体を簡単に解説した後に、実際に遭った被害、我が家の対策を紹介します。
対策についてはいくつか試しましたが、最後には被害に遭いそうないそうな食品は冷蔵庫にしまうといった対策に落ち着いています。
以下にアリとの戦いを書いていますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
キッチンに現れるアリの種類
世界には約1万種、日本には約300種のアリが生息しているといわれています。
家の中によくでるアリの種類として以下が知られています。
- ヒメアリ
- イエヒメアリ
- ルリアリ
- アミメアリ
大きさは2.5mm程度なので「侵入できない隙間はない」といってもいいくらいです。例えば、考えられるキッチンでの侵入経路を次に示します。
- 勝手口のドア下
- 換気扇または換気扇を取り付けた隙間
- 壁と床の隙間
- 窓の隙間
このようにアリはどこからでも侵入できます。
ちなみにシロアリはアリの仲間ではなく、どちらかというとゴキブリに近い種類との事です。この記事では対象としていません。
またニュース等で耳にするヒアリやアルゼンチンアリの定着も危惧されています。
ホームセンターなどで売られている駆除剤には「アルゼンチンアリやヒアリに対応」と書いた商品が並んでいますが、まだ一部エリアに限られていると思います。そのためこの記事の対象からは外します。これらを発見した場合は自治体にご相談ください。
アリによる我が家の被害
使いかけの調味料
砂糖や味醂などの甘い調味料、かつお節や出汁パック、乾麺やマカロニなどの麺類、たくさんの食品が開封後もキッチンの棚・引き出しに入っています。こういったところにアリが入ってしまい、泣く泣く食品を処分しました。
未開封の食品
アリの被害は未開封の食品にも及びました。おそらく製造工程でパッキングが甘かったのでしょう。アリの侵入を許してしまいました。
料理の作り置き
妻が頑張って作った明日の分の料理もアリに襲われました。鍋に入れたままコンロの上に置いてあったのを、夕食を食べている一瞬のうちに狙われました。
我が家で行ったアリ対策
アリの駆除剤を設置
アリが出現した最初の年、アリの駆除剤を屋外に設置しました。
結論から言うと効果は不明です。
高い効果を得るためには、アリが室内に現れる前に設置したほうがいいのではないかと思いました。室内の食べ物に比べて、野外に設置した餌が魅力的に思えなかった(もしくは気づかなかった)のではないか思ったからです。
実際に駆除業者さんのホームページとかを見ていると、アリが活動を開始する春先に設置するのが良いそうです。室内に現れるのは5月から6月であることを考えると、早め(3月から4月)の設置が間違いないですね。
隙間を埋める
アリが入ってこないような対策が重要でないかと思い、アリの行列をたどって隙間を埋めてみました。
隙間を埋めてからしばらくはアリがいなくなります。
しかし、しばらくすると別の隙間を見つけて侵入してきて、いたちごっこが続きます。いつかは隙間がなくなる日が来るのかもしれませんが、前述したように2.5mmほどの小さなアリを防ぐのには限界があるかもしれません。
食べ物を置かない
被害を最小限にするためには、食べ物を置かないことが一番です。
私たちは食べ物を冷蔵庫に避難したり、ジップロックに封印するといった対策をとっています。
結論から言うとこれが一番賢い対策だと思っています。アリは、コンロにこぼれた煮汁や、生ごみなどを食しに来ていて、もちろん嫌ですが、大きな被害はなくなりました。
キッチンを清潔に
アリは食べ物のカスや、こぼれた調味料などの汚れを食べています。キッチンを小まめに拭き、清潔にすることで、アリ対策になります。
まとめ
実際に遭ったアリ被害を紹介すると共に、キッチンにやってくる小さなアリの対策について解説しました。心構えや対策をしていないと、アリによって大切な食品をダメにされてしまう可能性があります。私は、駆除剤やすきまを埋める作業と並行しながら、アリが来ても被害が少なくなるような対策が重要だと考察しました。
同じようにアリに悩まされている方も多いと思います。この記事がみなさんのアリ対策の参考になると幸いです。ではまた。