古民家暮らしは自然と近い暮らし方です。良くも悪くも内と外の境目が曖昧なので、虫と遭遇することが多々あります。特に気温が高めの3~10月頃までは生き物が活発です。虫、どうにかしたいと思いませんか?おすすめのグッズもあったら活用したいですよね。
そこで、実際に我が家で取り入れている虫除け対策をご紹介します。
この記事ではよく出る虫ごとに分けて対策の心構え、対策グッズ、を解説しています。大したことは全然やっていませんが、逆にこれくらいの対策で大丈夫なんだな~と感じてもらえたら嬉しいです。
これできっと大量の虫に悩まず暮らせるようになりますよ!
ゴキブリ
対策の心構え
ゴキブリはすばしっこくてなかなか捕まえられないし、一度見かけたら気分も悪いですね。
そこで我が家で気を付けているのは、家に入ってきたものを処理するのではなく、そもそも家に入れない工夫をすることです。
ゴキブリは特に「彼らが嫌いな臭い」が分かりやすいので、その性質を利用してしまいましょう。
対策グッズ
うちで使っているのは以下の3つです。
- 市販のゴキブリ殺虫剤(毒餌剤)/アース・ブラックキャップ
- 盛り塩にハッカ油数滴
- 手作りハッカ油スプレー
市販のブラックキャップは、取替が1年に1度と低頻度なので重宝しています。何度も取替えるのは面倒……!
実際に効果があるのか目に見えづらいグッズですが、たまにゴキブリがひっくり返って息絶えているので、たぶん効果があるのだろうなあと思います。家で急に見かける頻度も下がりました。置き場所は、玄関、キッチン、縁側、トイレ、などいろいろです。
盛り塩にハッカ油数滴、ハッカ油スプレーについては以下の記事で詳細に解説しています。
簡単に言うと、ゴキブリはハーブ系の臭いが苦手でその性質を利用した手作りグッズです。
特にハッカ油を活用すると驚くほどゴキブリが寄り付かなくなります。これは実際にゴキブリで悩んだことのある筆者が実証済みです。即効性がありますので、すぐにGを消したい!と考えている方におすすめです。
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ムカデ
対策の心構え
ムカデは何といっても噛まれると大変です。痛みと腫れで病院にお世話になることになります。
見た目もグロテスク……!私が暮らす地域に生息しているムカデは体長10センチ以上の大ぶりで発見してしまった時の衝撃が大きいです。
5~6月は産卵期で活動が活発になります。9~10月は成長期でまた行動的になります。
スプレータイプの殺虫剤ではやっつけられない強靭な体なので、毒餌を利用します。たまたま玄関先で遭遇してしまったときは、岩で潰すなどの覚悟が必要です。残酷ですが熱湯も効くらしいです。
対策グッズ
うちで使っているのは以下です。
- 市販のムカデ殺虫剤(毒餌剤)/アース・ムカデコロリ
- 手作りハッカ油スプレー
とにかく室内へ入れたくないので、毒餌剤を縁側の下に多数設置しています。お天気がいい日は餌を食べている姿をキャッチすることもできます。
また、ゴギブリ対策でもご紹介しましたが、ハッカ油スプレーはムカデにも効果があるようです。ハッカの臭いが嫌いな虫は多いんですね。
玄関にかけているカーテンや玄関先のマットなどに頻繁にシュッシュしています。家の中もハッカの香りで満たされて効果がありそうに思えるので、精神的にも少しはラクになります。
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蚊
対策の心構え
私が暮らす地域(茨城県行方市)では、真冬の12~2月以外は蚊がいます。もちろん月によって蚊の量にはバラツキがありますが、庭が広くボウフラが繁殖する環境もあるし仕方ないかなあと思っています。
とはいえ夜中に寝室でブゥ~ンブゥ~ンって飛んでいるのには非常にストレスを感じます。
蚊は小さいですし、暖かい日は縁側も開け放ってしまうので入り込んでしまうのは避けられないかもしれません。そうだとしたら入ってしまった蚊を弱らせるしかない!そんな考えに至っています。
対策グッズ
うちで使っているのは以下です。
- 市販の蚊取り線香/金鳥
シンプル……!シンプルなのですがやはり効果抜群です。
正直古民家暮らしを始めるまで、蚊取り線香って香りがキツくて好きではありませんでした。でもそんなことも言っていられず家中で焚いてみたところ、蚊がみるみる弱っていきます。
王道のうずまき蚊取り線香を見直した瞬間です。効きます。
ハエ
対策の心構え
ハエは寒いのが苦手です。春秋は少しでも暖かい室内に入り込もうとします。どこからともなく飛んでくるハエは厄介です。
家に入り込むハエが多いので、最近は素手でキャッチできるようになってきました。とはいえ蚊と違って大きさもあり、潰したときの感触もあるのでちょっとグロ……です。
グッズに頼りつつ、素手で取る覚悟も必要になると思います。
対策グッズ
うちで使っているのは以下です。
- 手作りハエ取りグッズ
作り方は簡単です。以下の手順で作業します。
- 2リットルペットボトル(フタ付き)を用意する。
- 中央に直径3センチ程度の穴を開ける。※切り込みは中央→外側へ入れます。最終的に切り込み部分がペットボトルの内側を向くように調整する。
- 酢、砂糖、酒、みりん、を各大さじ2~3杯ずつ入れる。
これで完成です。あとはハエが穴を通して中に引っかかるのを待つだけです。
2リットルペットボトルが無ければ、500ミリリットルのペットボトルでも代用可能です。ハエが大好きな甘酸っぱい匂いに導かれてまんまと罠にかかりますよ。
1~2週間程度で交換します。
アリ
対策の心構え
アリは小さくて、どこからやってくるのかよく分かりません……。本当に小さな隙間をぬってやってきますよね。
そこで我が家ではアリの行列をたどり、壁の隙間を埋めて対処しています。アリを発見→小さな穴を塞ぐ→アリを発見、の繰り返しです。ホームセンター等で購入可能な壁補修材を塗布しています。
黒くて小さな一般的なアリは家屋の基礎を傷付けることはありません。ただしシロアリには注意が必要です!透き通った姿を見かけたらシロアリ専用の駆除が必要になります。アース製薬のホームページにシロアリの見分け方が掲載されていて参考になりました。
対策グッズ
うちで使っているグッズは以下です。
- 市販のアリ殺虫剤(毒餌剤)/フマキラー・アリカダン
種類にも寄るかもしれませんが、私たちが使った殺虫剤(エサタイプ)は効き目がものすごく強かったのか、エサを求めて?むしろ家にたくさんアリが寄ってきてしまいました。
こうならないように殺虫剤(エサタイプ)を使う際は、屋外へ置くといいそうです。外へ導くんですね。
クモはあえて放置
うちではクモを見かけてもそのまま放置しています。
特にアシダカグモと呼ばれる大ぶりのクモがたくさん生息していますが、彼らはゴキブリを捕食するので気ままに行動させています。ただ、結構大きさがあるので気を抜くとちょっとびっくりします。
まとめ
ここまで古民家で行っている簡単な虫対策と虫除けグッズをご紹介してきました。特に変わったことはやっていませんが、これで今のところ大丈夫みたいです。
最近では100円ショップで優秀な虫除けグッズ(ムカデ除け等)も販売しているようなので、散策してみてください。ではまた。