2022年1月6日、関東地方にしては非常に珍しく、大雪が降りました。我が家のヤギさんたちにとっては、なんと生まれて初めての積雪!
ヤギたちは雪に対してどんな反応をするのでしょうか?寒さもあるので、体調面のことも心配です。滅多に積もらない雪ばかりに、飼い主も非常に緊張しています。
ということで、ヤギと雪の関係についてご紹介していきます!
この記事では、大雪に対するヤギの反応、今後再び大雪が降る際はぜひ行っておきたいと感じた雪対策、を解説しています。果たしてヤギたちは初めての雪に対してどんな様子を見せるのでしょう?
この記事を読めばそのあたりのイメージが掴めるのでは、と思います!
初めての大雪に対するヤギの反応
大雪が降った翌朝、ヤギに会いに行ってみると、寒そうながらいつも通りに飼い主を迎えてくれました!
毛を逆立てていつもよりふっくらとした顔つきにはなっていますが、トコトコと小屋の中を歩いています。
試しに小屋の外に出してあげようとすると、いつもなら走って出てくるのに、やや警戒気味です。雪の匂いを嗅いだり、雪に埋もれた草を見つけようとしています。
しばらくして慣れてくると、雪の上をスタスタと歩いています!
……と思ったら、1分も経たないうちに小屋へと戻っていきました(笑)
どちらかというと、積雪が嫌だったわけではなく、木々に積もった雪がハラハラと舞ってきて、それが体に触れるのが心地悪かったようです。
ですので、雪の上を歩くこと自体はそこまで気にしていませんでした。
初めての大雪でしたが、しっかりと環境に適応して、健気な様子を見せてくれたと思います。思ったより「いつも通り」で、安心しました。
事前に行っておきたい雪対策
想像していたよりも、ヤギたちはいつも通りに過ごしてくれたと思いますが、二点だけ「注意しなければ」ということを学びました。
それが以下です。
- エサは普段の倍以上用意する
- 寒さ対策をより万全にする
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】エサは普段の倍以上用意する
非常に驚いたのですが、雪が降っている時は、普段の倍のエサを要求してきました。寒さで熱をたくさん消費する必要があったのだと思います。
予備のエサもまるまる食べるというのは、昨年の冬では一度もなかったことです。それくらい非常事態を感じ取ったのかもしれません。
大雪になる予報のときは、いつも以上にエサをしっかり与えてやって、常にマックスの熱を体に蓄えられるようにしてあげることが大切なのだと思います。
とにかく食べる量に驚きました。
【2】寒さ対策を万全にする
大雪の最中、二頭のうちのどちらかが団子状のフンをしてしまいました(泣)
これはヤギ飼いさんなら非常に良ろしくないことだとご理解頂けると思うのですが、ヤギさんが団子状のフンをするのはお腹の調子が悪くなっている証拠です。
気温が低く寒いと下痢をしたり、お腹の調子を崩すヤギもいるそうです。
幸い朝の段階では元気なフンに戻っていて、普段通りの姿を見せてくれました。
ヤギは寒さに強いと言われ、マイナス15度程度までなら屋外で過ごせるそうですが、品種によって寒さに対する耐性は若干異なるのでは?と思います。
雪が降る前から寒さ対策として、風よけシートを小屋に張り巡らしたり、寝床にワラを敷いてあげたりしましたが、それだけでは足りないと感じました。
北海道のヤギ飼いさんに相談したところ、冬は子牛用の洋服を着せてあげているということだったので、我が家でも検討してみようと思います。
まとめ
ここまで、生まれて初めての雪体験にヤギがどんな反応をするのか?今後雪が降るとしたら、飼い主としてやってあげられる雪対策は何なのか?をご紹介してきました。
滅多に雪が積もらない関東地方。次は1年後になるのか数年後になるのか全く分かりませんが、今回の経験を思い出したいと思います。また、他のヤギ飼いさんの参考になれば幸いです。ではまた。
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