エアコンから虫が落ちてきて驚いた経験をしたことがある人は多いと思います。
特に田舎暮らしをしていると、室外機の周りが雑草でまみれがちです。ムカデやゴキブリなど、エアコンを経由してやってくる害虫を寄せ付けないための工夫が必要ですね。
そこで活躍するのが「防虫キャップ」です!これは、百円ショップでも手に入るコスパ最強の防虫グッズです。ネットショップでは、薬剤入りの防虫キャップもあります。
実際に防虫キャップにお世話になっている筆者が、防虫キャップとは何か?どうやって使うのか?など、基本情報から付け方までを解説してみます。
この記事では、エアコンを経由して侵入してくる虫は具体的にどこからやってくるのか、それを防ぐ方法(防虫キャップの登場)、こまめな清掃も大切な話、をご紹介しています。
これで防虫キャップについて理解が深まりますように!
どこから入ってくるの?
虫が家に入ってこない対策をするためには、まず、そもそも虫はどこから入ってくるのか知る必要があります。
エアコンの設置によって虫が侵入してくる経路は3つできます。
- ドレンホース(室外機ホース、排水ホース)
- 貫通穴
- 貫通穴を作るための隙間
一つ目がドレンホース(室外機ホース、排水ホース)から侵入する経路です。ドレンホースは、エアコン室内機で発生した結露水を屋外に排出させるためのホースです。直径14ミリメートルほどの大きさなので、ゴキブリも楽々通れます。
二つ目の経路は、貫通穴です。貫通穴は、エアコンを設置した際に壁に開けた穴のことで、配管やドレンホースが通っています。配管と穴との間に空いた隙間から虫が侵入することもあるようです。
三つ目の経路は、貫通穴によってできた外壁と内壁の隙間です。通常施工業者がしっかりと防いでくれるみたいですが、場合によっては空いたままのこともあり、きちんとした施工業者を選ばなくてはなりません。
侵入経路を塞ぐ方法
ドレンホース(室外機ホース、排水ホース)に防虫キャップを付ける
当たり前ですが、虫対策の基本は、侵入経路を塞ぐことが一番です。
しかし、ドレンホースは、エアコンから出る水を排出するためのホースなので、塞ぐわけにはいきませんよね。ドレンホースは、地面に近いところまで伸びているので、いろんな虫が入ってきそう。
また、ここに「ドロバチ」が巣をつくってしまい、排水できなくなってしまった事例もあるそうです。
そこで便利なものが「エアコン室外機 防虫キャップ」です!
ネットショップや、簡易なものであれば百円ショップでも手に入ります。我が家のものはダイソーで入手しました。
防虫キャップはプラスチック製の製品で、誰でも簡単にドレンホースに取り付けることが出来ます。
取り付け方はキャップをはめるだけで簡単なのですが、もし、ドレンホースの先が斜めにカットされていたら、はさみで平らにカットし直してからつけましょう。
防虫キャップを買うときは、ドレンホースの太さを調べる必要があります。
ホース内径1.4cm、1.6cmの両方に対応している商品が多いようなので、基本的にはこれで十分かと思います。
エアコン室外機の防虫キャップについて調べていると、バルサンが販売している薬剤入のキャップもありました。
我が家では使用していませんが、より小さな虫にも対応したい方や、キャップだけでは不安な方にはオススメです。
隙間を塞ぐ
エアコン施工時にできた隙間については、基本的に施工してくれた事業者が隙間をなくす工事をしてくれているようです。
ただ、業者によっては、隙間が埋められていない場合があります。その場合は、パテを使って隙間を埋めましょう。
抜け節からも虫が侵入してくる可能性があるため、埋められると安心です。
こまめな清掃も大切
虫対策にはこまめな清掃も大切です。
清掃したほうがいい箇所は2か所で、室外機周辺(屋外)と、エアコン本体(室内)です。
室外機の周辺に、落ち葉がたまったり、草が生えると、じめじめとして虫が棲みやすい環境になってしまいます。
そのため、室外機の周りはこまめにチェックして、虫が近づきにくい環境を作りましょう。
そして、エアコン本体の清掃も大切です。エアコンのフィルターにほこりなどがたまると、それらが好きな虫が集まりやすくなります。
エアコンの清掃は虫除け対策だけでなく、電気代の節約や循環する空気をいいものにするためにも、メンテナンスが必要ですので、定期的にお手入れしたほうがいいようです。
まとめ
この記事では、エアコンを設置すると出来てしまう虫の侵入経路を徹底的に塞ぎ、虫が付きにくくする方法を紹介しました。
大切なポイントは、「経路を塞ぐ」、「近づきたくない環境にする」の2点です。この記事を参考に、エアコン周辺の虫対策をぜひしてみてください。ではまた。