ヤギたちの様子がいつもと違うと、どうしてかな?と気になりますよね。それってもしかして発情期かもしれません!ヤギは発情するとどんな仕草をしたり様子になったりするのでしょうか?
ということで、ザーネン種とトカラヤギのハーフ(1歳双子)を飼育している筆者が解説してみます。
この記事では、発情の時期、発情期の見分け方、我が家のヤギが発情期でする仕草や様子、をご紹介しています。
これでヤギのそわそわ発情期について理解が深まりますように!
発情の時期と一般的な見分け方
ヤギが発情するのは、8月~翌年1月までです。なかでもピークは9月下旬~10月下旬です。
品種によっては通年発情するヤギもいるそうです。例えば白ひげヤギで有名な「日本ザーネン種」は季節繁殖と言って、秋に発情し春に出産するのが普通です。
一方「シバヤギ」や「トカラヤギ」などの小型種は周年繁殖と言って、どの季節にも発情します。
我が家のヤギたち、アンディとフランクも9月下旬に入ったとたんに発情するようになりました。人間のようにカレンダーを知っているわけでもないのに、きっちりと季節を判断していてすごいと思います……!
ヤギが発情すると、一般的には以下のような兆候が見られると言われています。
- しきりに鳴く
- しっぽをよく振る
- 落ち着きなく歩き回る
- 外陰部が充血する
- 〃 が膨張する
- 〃 が湿潤状態となる
- ヤギ同士で体に乗り合う など
去勢(生後間もなく睾丸を取り除く施術)してあっても、バッチリ発情します。
ちなみにヤギを繁殖させたい場合は、この発情期に合わせてエサの内容を変えるなど工夫を行います。主に栄養をしっかりと蓄えさせるため、濃厚飼料(草以外の穀類など)を増やす必要があるそうです。
ここまでが一般的に言われているヤギの発情についての基礎知識でした。
以下から我が家のヤギたちが実際どんな様子かご紹介していきます!
アンディとフランクが発情期でする仕草・様子
最初に私が「もしかして発情している……?」と感じたのは、フランク(雄)の様子がいつもと違ったからです。
ある日の朝、フランク(雄)が自分の性器を舐めていたのです。
その時初めてヤギさんの性器を見ました。人間の中指のような形と長さでした。それを自分でペロペロとお手入れしていて、これは発情なのでは……と思った瞬間でした。
他には、フランク(雄)がアンディ(雌)に向かって、後ろから飛びつく仕草もありました。9月下旬のことです。
フランクの変化を感じて以降、アンディの変化も分かるようになりました。
アンディは特にしっぽをふりふりする仕草が増えました。いつもは垂れているしっぽを高く上げて、ふりふり~ふりふり~。見ていて飽きません。
あとはいつもよりメエメエ鳴くことが増えます。しつこいくらいに鳴いてきます。笑
9月下旬から10月いっぱいまでの約1か月間は、こんな感じで忙しい2匹なんだと思います。よく食べ、よく遊び、よく発情し、とても元気です。
ここまでまとめると、発情の仕草で一番分かりやすいのは以下だと思います。
性器を舐める/雌に後ろから乗っかる 雄→
しっぽを高くあげて盛んに振る 雌→
まとめ
ここまでヤギの発情期についてご紹介してきました。私たちのヤギは去勢済みなので繁殖することはありませんが、こうやってヤギの赤ちゃんが出来るのだな、ということがよく分かりました。ではまた。
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