冬など乾燥するシーズンを迎えると、唇が荒れたり、手荒れしたり、手の甲にひび割れができたりと、身体的なダメージが大きいですよね。特に、家事や家畜の世話をする時間が長いと、荒れた症状は一向に良くならないのではと思います。……何とかしたい!
ということで、手や唇はもちろん、体のいろいろな所に使える超万能な保湿剤・ワセリンをご紹介してみます。
筆者は学生の頃からワセリンを使っていますので、ワセリン歴は10年以上になります。断トツでおすすめです。
この記事では、ワセリンの原料・用途、他アイテムよりおすすめの理由、使い心地・効果をご紹介しています。
これでワセリンのことが理解できて、使ってみたくなりますように!田舎暮らしにも最適です。
ワセリンの原料・用途
はじめにワセリンとはそもそも何か?ということだけお伝えしておきます。
ざっくり言うと、ワセリン(ヴァセリン)とは保湿剤のことです。
薬局やスーパーなどでよく売られているアイテムで、誰でも一度はどこかで見かけたことがあるのではないでしょうか。

見た目は、ベージュっぽい容器に青い蓋が付いていて、大きく「Vaseline」と書かれています。ユニリーバ・ジャパンが販売しています。
原料
原料は鉱物油です。鉱物油とは簡単に言うと、石油、天然ガス、石炭など地下資源由来の炭化水素類を総称したものです。
これらを脱色して精製したものがワセリンになるのだとか。ちなみにワセリンは純度によって名前が異なります。純度が高い順に、
- サンホワイト
- プロペト
- 白色ワセリン
- 黄色ワセリン
となります。
医療用では、白色ワセリンorより高純度のものを用いることが多いそうですよ。
用途
保湿保護剤として使われることが多いです。
ワセリンは皮膚の表面に膜を張って、角質層の水分蒸発を防ぐことができます。
そのため、皮膚の乾燥を防ぐ効果、皮膚を外的刺激から守る効果があるのだとか。
要するにリップクリームやハンドクリームと同等の効果が得られるということですね。異なるのは、ワセリン一つで体のほぼ全ての部位に使用可能という点です。
他アイテムよりおすすめの理由
世の中には、リップクリームやハンドクリーム等の保湿剤が、びっくりするほどありますよね。種類が多すぎて、結局なにを買ったらいいか分からなくなります。
先ほども書きましたが、私はワセリン歴10年以上です。とは言え、ワセリンと平行していろいろな保湿剤を試しました。特に唇はとても荒れやすいので、プチプラ~自然派まで広く手を出しました。
結果「もがいてみたけど一番いいのはワセリンだ」という結論に落ち着きました。

理由は以下3点です。
- 防腐剤無添加で安心できる
- 無着色・無香料が嬉しい
- 長持ちする
一つずつ解説してみます。
防腐剤無添加で安心できる
ワセリンの成分を見るとこうなっています。成分はワセリン、酢酸トコフェロール、BHTのみですね。
市販のリップクリームやハンドクリームには、大体よく分からない化学物質名が大量に羅列されていませんか?それに比べるとだいぶシンプルで安心できます。

トコフェロールは、いわゆるビタミンEのことだそうです。オイルによく溶ける性質があり、抗酸化作用があります。
BHTは、ブジチルヒドロキシトルエンのことで、いわゆる酸化防止剤の役目を果たしています。食品への添加までには使われていませんが、体に害はないそうです。赤ん坊用の商品にも多々使用されるのだとか。
無着色・無香料が嬉しい
ワセリンにもいろいろな種類がありますが、最もシンプルなシリーズ「ワセリンオリジナル・ピュアスキンジェリー」は無着色、無香料です。
見た目は透き通った白色です。香りは特にありません。

科学的な変な匂いや色がないので安心して使えます。色もなし、香りもなしなので、体のいろいろなところに使えるんですよね。便利です。
長持ちする
ワセリンって長持ちなんですよね。メーカーによると、保存状態がよければ3年はもつそうです。
日に当てないように保存したり、汚れた指を入れたりしなければ、数年間は使えると思います。ちなみに私は3年以上使っていますが、品質的にも全然大丈夫です。
「衛生的に気になるし、こまめに買い替えたい」という方は、小さめボトルを買うといいと思います。ワセリン、いろんなサイズがあるので。
例えば80gは大容量なので、数年間使えるかもしれません(冬場に高頻度使用の私でももちました)。
7gなんかは小さくて持ち運びも便利ですよね。見た目も可愛いです。
使い心地・効果
唇
結構重ためのクリームなので、しっかりと保湿されます。保湿というか、それを通り越して「治す力」が異常に高いと感じます。
夜寝る前にひび割れた唇にたっぷり塗ると、翌朝唇がつるつるに蘇っています。とても不思議です。
他のリップクリームに比べるとさらさら感は薄く、慣れるまで若干ベタついた印象を持つかもしれません。
手
手に使った場合も、夜寝ている時に治ってしまうことが多いです。薄く伸ばして手の甲を保湿します。

たっぷり塗ってもしばらくすると肌に馴染んでくるので、ベタつきは時間をおけば気になりません。
家事など、水をたくさん使うと手がひび割れてきますよね。そんな時に最適のアイテムです。私の場合、ひび割れは即効で治りました。
まとめ
ここまで体の各部位に使える保湿剤・ワセリンについてご紹介してきました。田舎暮らしすると庭仕事や畑仕事など、水に触れる機会が多いと思いますので、とても役に立つアイテムだと思います。ではまた。