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【転職退職】盛岡デジジュクに参加してみた話(講座概要・会場の雰囲気を紹介)

気になるあき
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盛岡市の開催しているDX塾(デジジュク)に参加してみてどうだった?

盛岡市は、DX人材の育成をすすめるため2021年度から「DX塾(デジジュク)」を開催しています。この記事では、デジジュクを受講した著者が、実際に参加してみてどうだったかについてレビューしてみます。

大企業だけでなく、中小企業にも対応が求められるDX。これから起業しようとしている方も含めて、「DXについて学んでみたい」、「盛岡市のデジジュクってどんな感じ?」などの疑問に応えられれば幸いです。

具体的には、デジジュクとは何か説明した後、講座の内容、雰囲気、参加してよかったことについて説明していきます。

馴染みのないIT用語も記事の中にありますが、できるだけ分かりやすくまとめたつもりです。また、分からない単語があっても、飛ばしながら読んでいただけたらと思います。

語るあき
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DXは、テクノロジーを活用して業務プロセス、プロダクト・サービス、事業・経営を変革すること。業務を効率化させるだけでなく、人や物の動きが変わるような「変革」を起こすことが期待されているよ。

モリオカデジタルトランスフォーメーション塾とは?

語るあき
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急速にデジタル化が進む中で、DX人材が不足しているみたい。盛岡市はいち早くDX人材の育成に取組んでいるよ。

盛岡市では、DX人材の育成を目的として、2021年度より実践型集中講座「モリオカデジタルトランスフォーメーション塾(デジジュク)」を開催しています。参加費は無料です。

IT業界のみならず、様々な業界においてIT活用やDX推進が必要となっている一方で、DXを推進する人材は不足しているといわれています。

デジジュクは、実際にパソコンを使いながら、プログラミング言語、RPA、DXなどの最新のIT技術を集中的に学ぶ講座です。講師は、盛岡市に本社のあるのコンピュータソフトウェア開発会社の(株)ネクストです。

全7日間の日程で、いわて県民情報センターアイーナ(盛岡市)にて開催されました。

  • 2021年度に開催された日程
  • 第1期:9月3日(金曜日)~10月22日(金曜日)※9月17日除く
  • 第2期:11月5日(金曜日)~12月17日(金曜日)

どんなことを学べるの?

語るあき
語るあき
実際に7日間で学んだことを紹介するよ!

デジジュクでは、実際にパソコンを利用しながら、Python、RPA、DXについて学びます

【ざっくりとしたスケジュール】

  • 1~4日目:プログラミング言語(python)の習得
  • 5~6日目:Power Automate(パワーオートメイト)の習得
  • 最終日:DXとは何か考える

以下から講座の内容を具体的に紹介してみます。

1~4日目の講座

プログラミング言語の中でポピュラーな言語Pythonについて理解を深めていく内容でした。最初の2日間は、基本的な構文を理解し、変数、ループ、分岐、アルゴリズムについて学びます。

googleが無料で提供しているColaboratory(google Colab)を使用して学習しました。

google Colab(グーグルコラボ)は、ブラウザから Python を記述、実行できるサービスで、「環境構築が不要」、「GPUへの無料アクセス」、「簡単に共有」というメリットがあります。

Python講座の後半は、Pythonのソフトをインストールして、演習を行いました。

語るあき
語るあき
演習は、講師の先生が段階的に回答例を提示してくれて、初めてプログラミングを学ぶ人でもついていけるような工夫がされていたよ。

5~6日目の講座

Power Automate(パワーオートメイト)について2日間かけて演習していきました。

パワーオートメイトは、Microsoft(マイクロソフト)が提供するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のサービスです。

RPAは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略で、これまで人の手で対応していた作業を、人に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組みのこと。

2日間の講座では、「Excelファイルでいろんな社員から送られてきた交通費の請求書を、1つのExcelの表にまとめる作業」を例に学びました。

語るあき
語るあき
実際に社内で使う場合は、今回の例題よりも複雑な作業が必要になりそうだけど、使い方のイメージがわく内容だったよ。

最終日の講座

語るあき
語るあき
DXとは何かについて、学び、ディスカッションする時間だったよ。

最終日は、「DX化」と「IT化」の違いについて学ぶことから始まり、どのように導入していくべきかなど、参加者間のディスカッションを行いました。

落合陽一さんらが議論するYouTube動画なども流され、そもそもDX化って何か、本質を理解しないと無駄になってしまうんじゃないか、などの話題が提供されました。

会場の雰囲気は?

会場は、盛岡駅前にある「いわて県民情報センター(アイーナ)」の会議室でした。30~40人入れそうな会議室を、参加者15名と講師が使用しました。男性の方が多いですが、男女関係なく学べる環境です。

PCは、自分で持ち込んで使用することも、貸出PCを使うことも可能でした。オンラインでの参加も可能で、私は7回中2回オンライン参加にしました。

語るあき
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会場はソーシャルディスタンスが確保され、アクリル板が設置されるなど、きちんと感染症対策がされていました。

講師の説明を聞きながらPCに向かい勉強していくスタイルです。最終日だけ、ディスカッションの時間があり、いつもと異なる雰囲気になりました。講義中は、質問もしやすく、丁寧に講義を進めてくれる印象でした。

1時間に1回程度、10分間の休憩もあります。昼休憩は1時間ですが、建物内には飲食店も入っていますし、飲食できるスペースもありました。

参加してよかったこと

参加してよかったことは、大きく分けて次の3点です。

  1. 知らないことを知ることができる
  2. 事業に活用できるか判断できるようになる
  3. 盛岡観光を楽しめる

【1つ目】については、DXについて何も分からない状態から、Python、Power Automateなどこれまで学ぶきっかけがなかった知識を得ることができました。

【2つ目】については、1つ目とつながります。すなわち、知らないでいると事業に活用できるか否かの判断すらできないのですが、知ることで事業に活用可能かどうか判断ができるようになります。

7日間の講座で、プログラミング言語を使うきっかけを得ることができました。勉強しながらなら自分で簡単な仕組みがつくれるようになったと思いますし、外注する際に説明しやすくなったと思います。

【3つ目】は、これまで行ったことのなかった盛岡を堪能できたことです。交通費の一部と宿泊費の補助があったので、金銭的な負担が少なく、盛岡市に行くことができました。1泊することで、盛岡駅周辺の観光施設をめぐることができましたし、郷土料理も堪能しました。

語るあき
語るあき
「観光」はDXについて学ぶおまけみたいなものだけど、地域の歴史や文化を学ぶきっかけになりました。講座を主催してくださった盛岡市に感謝です。

まとめ

語るあき
語るあき
盛岡市が主催するデジジュクについて、実際に参加してみてどうだったかを解説したよ。盛岡市はDX化を推進する先駆的な自治体だね。

この記事では、盛岡市が主催するモリオカデジタルトランスフォーメーション塾(デジジュク)について、実体験をもとに解説しました。

大企業だけでなく、中小企業にもDX化が求められる今、無料でDXについて学べる機会は貴重ですよね。これから何かしらの事業を始めようと思っている方も、勉強してみて損はないと思いました。

盛岡市のデジジュクは、プログラミングやDXについて初心者でも、PCを業務で使っている方ならだれでも参加できる気がします。参加するとDXとは何かわかるだけではなく、それにより自分の事業を効率化できないか考えるきっかけにもなります。講義中は、質問もしやすい環境で、丁寧に進行してくれる印象なので初心者にも安心です。

デジジュクに参加しようか迷っている方、DXについて学びたい方、そしてこれから何らかの事業を始めようと思っている方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。ではまた。

ABOUT ME
あき
▼あき(夫)▼幼少期から湖のそばで育ち、現在はより身近に ▼当ブログでは田舎暮らしの工夫や発見を気ままに発信中 ▼家庭菜園が好き