ヤギを飼うと彼らのおトイレ事情が気になりますよね。しつけって出来たりするんでしょうか。また、人間と同じでフンの状態は健康のバロメーターになるので、毎日丁寧に観察することも必要です。どんなフンや尿なら健康体なのでしょうか。
ということで、実際に双子のヤギを飼育している筆者が解説します!
この記事では、ヤギのフンの臭い、健康なフンの見分け方、尿の臭い、健康な尿の見分け方、トイレのしつけが出来るか否か、をご紹介しています。
これでヤギ達のおトイレ事情が伝わりますように!
フンについて
フンの臭い
フンの臭いはほとんどありません。排泄したばかりのフンも、時間が経過したフンも変わらずほぼ臭いません。
ヤギのフンはコロコロと粒状の形をしています。見た目は鹿のフンにも似ていますね。

フンをする時は、尻尾をくいッと持ち上げて、用を足します。歩きながらパラパラパラ~っと落とすこともあります。
一度に100粒くらい?のフンをします。結構まとめて出るので、見ていると清々しいです(笑)
健康なフンの見分け方
まず心構えとして「フンは万病の予兆を表す」と覚えておくのがいいそうです。そういう意味で、毎日のフンの観察はとても大切な作業です。
健康なフンの見分け方は以下です。
ポロポロしている(くっついて団子状になったら注意、コロコロの見えないフンの塊になったら赤信号)
色は黒い(緑がかると団子状になりがち、茶色はたんぱく質不足)
ツヤと光沢がある(乾くと便秘になりやすい)
異物が混入していない
こんな感じです。
特に下痢をしてしまった時は、脱水症状に気を付ける必要があります。脱水症状になってからでは手遅れになることもあるのだとか。

尿について
尿の臭い
尿の臭いはそこまで強くはありません。ただ、フンと比較すると多少は臭うかなと思います。特にコンクリートに尿をして、乾いた時にフワッと臭ったりします。
うちで飼っているフランク(オス)は、立ったままおしっこをします。時には歩きながらすることもあります。そんな時は足の間からちょろちょろちょろ、と滴る感じですね。
一方アンディ(メス)は、しゃがんでおしっこをします。しっかり止まります。オスとメスで排尿の仕方が異なるのを知った時は、面白かったです。
尿はフンより頻繁にしている姿を見かけます。一度に結構大量に出るので、用足し時間は長めです。

健康な尿の見分け方
健康な尿の見分け方は以下です。
きちんと排尿がある
色は淡黄色透明
異臭がしない
尿が汚れていない
尿についてはフンよりも見分けるポイントが少なく曖昧で、難しいかもしれません。
異臭については気が付きやすいかな、と思いますので私は特に臭いに気を付けるようにしています。
トイレのしつけはできる?できない?
一般的にはヤギのトイレのしつけは難しいとされています。ヤギはトイレの場所を決めてする習性はないのだとか。
ただ、我が家のヤギ達は自分たちが寝る小屋のなかではそんなにフンや尿をしません。
飼い始めたばかりの頃は小屋の中でも構わず、といった様子でしたが毎朝私が小屋を清掃するので一回一回綺麗になってフンや尿の臭いが薄くなってヤギ達もしにくいのかなと思います。それよりも小屋から出た外の方が、自分たちのフンや尿の臭いが強く感じられて外をトイレと認識しているのかも?
そんなわけで、フンや尿をしたいときは小屋から出て外でトイレをすることが多くなりました。
これは偶然なのか、毎日清掃をしていることによっての効果なのかは分かりません。

まとめ
ここまでヤギのおトイレ事情についてご紹介してきました。気になるフンの臭いもほとんどなくて、とても飼いやすい家畜だなと思います。ではまた。