普段何気なく使っている「古民家」という言葉。実際のところ、細かな定義があるのでしょうか?よく分からないですよね。
そこで実際に古民家暮らしをしている筆者が素朴な疑問に答えようと思います。
この記事では古民家の定義、筆者が住む家の様子、古民家と一般住宅の大きな違いをご紹介しています。
これで「古民家」という言葉の使い方や意味が分かるようになりますよ!
※ブログ内で「古民家」と表現されているものは、本記事でご紹介している「筆者が暮らす古民家」を基準としています。
古民家の定義
先に答えを言うと、実は具体的な定義はないんだそうです!
ただ一般に、日本の住居のうち建築年数が長期間経過したものを指すことが多いのだとか。
- 建築後50年を経過したもの
- 昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」すなわち伝統構法のもの
このように具体的な数字付きで解釈する場合や、建築構法で区別する場合もあるみたいです。
建築基準法という言葉が出てきたのでちょっと紹介しておきます。
建築基準法とは、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命・健康・財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする法律です。
簡単に言うと、建物たてるとき少なくともこれくらいは守ってね!といった、決まりやルールが定められた法律ってことです。
文化財保護法により国宝、重要文化財に指定された建築物は法律の対象外になります。
ブログ運営者の古民家
ここでは私たちが住んでいる古民家をご紹介してみます。概要はこんな感じ。
- 間取り:5DK ※リフォーム後4LDK
- 築年月:昭和54年(1979年)
- 建物構造:木造日本瓦葺・平屋建
- 建物面積:約130㎡(約39坪)※母屋のみ
- 土地面積:約2900㎡(約904坪)
続いて写真付きでおうちツアーをしてみます。
外観

土間

玄関&廊下(1)


キッチン(リフォーム済)

リビング(8帖/リフォーム済)

和室(8帖×2)洗濯物かかっててすいません……。

縁側・廊下(2)

和室(5帖×2)

縁側・廊下(3)

トイレ

脱衣所・風呂(リフォーム済)

道に向かう門

庭




古民家と一般的な戸建て住宅の大きな違い
神奈川県にある実家は、洋風のよくある戸建て住宅です。その頃の暮らしと古民家暮らしの今を、改めて比較してみました。
なかでも目立った大きな違いといえば……
- 体長5センチのクモ達と同居(Gを食す益虫なので放置)
- 体長2センチのヤスデ達がどこからともなく湧いてくる
- ヤスデは弱く、掃除機内に死骸がすぐ溜まる
- 春~秋にかけてハエが出現しうるさい
- 蚊取り線香は12~3月以外の時期で必須
- 庭をぽっちゃりタヌキが歩いてる
- 庭にフキノトウが生えてる
- 庭にタケノコが生えてる
虫ネタ多っ!ってことでお分かり頂けたと思うのですが、生き物や植物との距離がぐっと近くなることは間違いないです。
古民家は造りの関係で、ところどころ外と繋がっているので、虫たちが行き来しやすいようですね。
まとめ
ここまで「古民家」の一般的な言葉の定義、ブログ運営者が暮らす古民家の様子をご紹介してきました。
以下の記事では「田舎」「地方」に具体的な言葉の定義はあるのか?私たちが暮らす田舎はどんな場所なのか?といった内容をご紹介しています。
