ブログ内でたびたび登場する「田舎」や「地方」という言葉。どちらも幅広い意味で捉えることができると思いますが、実際は具体的な言葉の定義があるのでしょうか?気になりますよね。
そこで、いわゆる田舎や地方と呼ばれる地域に住む筆者が解説します。
この記事では田舎の定義、地方の定義、筆者が住む地域の様子をご紹介しています。
これで「田舎」「地方」という言葉の使い方や意味が分かるようになりますよ!
※このブログでは全体的に実体験を大切にしていますので、ブログ内で「田舎」「地方」と表現されているものは、本記事でご紹介している「筆者が暮らす田舎と地方」を基準としていることが多いです。
一般的な定義はあるのか?
私たちが暮らす「田舎」「地方」をご紹介する前に、一般的な定義があるのか調べてみました。以下、三省堂国語辞典の内容を引用します。
いなか[田舎]
- 都会からはなれた、田やはたけや野原の多い土地。
- 大都市に住んでいる人の出身地である地方。ふるさと。
ちほう[地方]
- あるひろがりを持つ、広い土地。
- 首府以外の土地。いなか。
- 地方自治体。
とかい[都会]
- 人口の多い、にぎやかな土地。みやこ。
- 都議会。
その他、ウィキペディアなんかも確認してみましたが、具体的な定義はないようで、ざっくりとした印象を伝える言葉になっているようです。
以下より本題に入って、私たちが住んでいる「田舎」「地方」をご紹介しますね。
住んでいるのは茨城県
関東地方にある茨城県に住んでいます。
ちなみに茨城県ってよく知られていないのですが、北は福島県に接しています。東日本大震災のときは津波、地震ともに大きなダメージを受けました。
東は太平洋に面しています。海あり県です。西は栃木、南は千葉・埼玉に接しています。
関東平野をどどんと抱えています。このため高い山は少ないですが、ハイキングでは八溝山(やみぞさん)、筑波山(つくばさん)、加波山(かばさん)なんかが人気です。
河川では、利根川(とねがわ)、鬼怒川(きぬがわ)、那珂川(なかがわ)、久慈川(くじがわ)、小貝川(こかいがわ)などがあります。
夫婦で休日を利用し、水が綺麗な那珂川でカヌーをやったりしています。
行方市(なめがたし)のこと
湖に囲まれた町
茨城県内のおもな湖沼は、霞ヶ浦(かすみがうら)、北浦(きたうら)、涸沼(ひぬま)などです。
私たちは、霞ヶ浦と北浦という大きな湖に挟まれた、行方市(なめがたし)にいます。うちから霞ヶ浦まで徒歩10分程度です。夕日が湖の彼方に消えていく様子がとっても美しい町です。
数字で見てみる
他の市町村と比較しやすいように、暮らしで気になりそうなデータを載せてみます。
【土地】
- 東京都心からの距離:約70km
- 面積:166.33㎢
- 霞ヶ浦と北浦を含めた面積:222.48㎢
- 土地利用割合:田20.4%、畑26.6%、宅地8%、山林25.7%、原野1.7%、雑種他9.5%、その他7.8%
出典:平成27年度市税務課資料より
【人口と世帯】※令和2年2月1日現在
- 人口:34,430人
- 男 :17,182人
- 女 :17,248人
- 世帯数:13,039世帯
出典:行方市公式ホームページ https://www.city.namegata.ibaraki.jp/ 2020年2月14日アクセス
【教育】※平成30年度
- 幼稚園:3校(園児数120名)
- 幼保連携型認定こども園:4校
- 公立小学校:4校(児童数1,526名)
- 公立中学校:3校(生徒数852名)
出典:市政(行方市公式ホームページ) https://www.city.namegata.ibaraki.jp/page/page000448.html 2020年2月14日アクセス
暮らし方はこんな感じ
買い物
自宅から車で約10~15分の場所に、大きめのスーパーが二件あります。お肉、お魚、乳製品などのたんぱく質と、調味料、生活雑貨はここで買います。
野菜は車で約10分の場所にある、道の駅や農協の直売所で仕入れています。
洋服、食器、その他日用品など、たまに欲しくなるものは、メルカリやアマゾンなどのネットショッピングで買うことが多いです。
役所関係・金融機関
一番近い市役所の支所まで、車で約10分です。別の支所までは約20分かかります。
金融機関は、常陽銀行、つくば銀行、東日本銀行、ゆうちょ銀行、農協、水戸信用金庫、茨城県信用組合などがあります。最も近い支店まで車で約10分です。
メガバンクはありませんので、用事があるときは近隣市町村におでかけします。
交通
市内に電車の駅はありません。基本的には車で移動になります。
どうしても電車を利用しなければならない際は、近隣市町村にある駅まで車で出向きます。
JR常磐線の高浜駅、石岡駅、JR鹿島線の潮来駅などを利用します。自宅からそれぞれ車で約30分かかります。
行方市のホームページに地図が掲載されていました。視覚的にわかりやすいので参考に貼っておきます。
ごみ捨て
歩いて約5分の場所に、班(13世帯で1班)のごみ捨て場があります。
- 燃えるごみ(台所ごみ、プラ類、紙おむつ、ライターなど)→週二回の回収。
- 燃えないごみ(鍋、せともの類、小型電化製品類など)→月二回の回収。
- 資源ごみ(ペットボトル、ビン、缶)→月によるけど大体週二回の回収。
が主なルールです。
ただ、毎回ごみ捨て場まで歩いて行くのが面倒なので、ここを利用していません。
「環境美化センター」と呼ばれる、市営の大きなごみ集積所がありますので、そこへ直接搬入してしまいます。車で約20分の場所にあります。
家庭ごみなら50kgまで無料で持ち込みOKです。50kgを超えても10kgあたり100円です。
環境美化センターへ搬入する頻度は、冬の時期で月2回程度です。庭にため込んでおいて、頃合いをみて捨てにいきます。ただ、夏場は虫や臭いが気になるのでもっと頻繁に行く必要があります。
ご近所付き合い
地域は班に分かれていて、希望すれば班に入会できます。私たちの班は13世帯で1班です。
班といってもそんなにやることは多くなくて、これくらいです。
- ゴミ捨て場の掃除
- 地域清掃(年に一度)
- 年度初めの食事会(年に一度)
班には班長さんがいて、交代制になっています。各班をまとめる区長さんという方もいらっしゃいます。
普段生活しているなかで、そんなに多くご近所さんと触れ合うことはありません。道ですれ違ったら挨拶をしたり、農作物のおすそ分けをしあったり、それくらいです。
助けを求めれば、お庭仕事を手伝ってくれることもあります。
天気・気候
水戸地方気象台鉾田アメダスデータによると、1985年~2014年の30年間の年降水量は 1,458ミリ、年平均気温は13.6℃だったそうです。
降雪は5cm以下(水戸地方気象台)で、1年間に1~5日なのだとか。
私たちが初めて経験した冬(2020年1,2月)では、暖冬と言われていたこともあり、降雪はみられませんでした。
朝起きてすぐのストーブの温度で、最も低かったのは2℃でした。日中はストーブ有で13~15℃程度が多かったです。
室内の水道が凍って水が出ない!なんていうトラブルに見舞われたこともありません。ただ、お庭の水道は結構な頻度で凍るため、午前中しばらくは水が出ない日がありました。
まとめ
ここまで「田舎」「地方」の一般的な言葉の定義、ブログ運営者が暮らす地域の様子をご紹介してきました。
以下の記事では「古民家」に具体的な言葉の定義はあるのか?私たちが暮らす古民家ってどんな建物なのか?といった内容でご紹介しています。
