田舎暮らし世帯である我が家は、夫がフルタイムで外に働きに出ています。ですが、2020年より日本でも流行し始めたコロナウイルスによって、一時期在宅ワークへと変化しました(その後は在宅だったり、出社したりとまちまちです)。
これまで週5日6~18時頃まで家にいなかった夫が在宅になって、一体どんな変化が起きたでしょうか?
ということで、妻である筆者が思ったこと、感じたことを綴ってみようと思います。特に私たちは田舎暮らしをしています。都市部の暮らしとは大きく異なる環境のため、よりメリットが生まれたのではないか?と考えています。
この記事では、具体的にメリットを5つに分けてご紹介しています。
これで、田舎暮らしをしている家族の稼ぎ頭が在宅ワークになった時の、メリットや暮らし方が伝わりますように!
【1】緊急事態に対応してもらえる(※重要)
田舎暮らしは、何かと緊急事態が発生しやすいと思います。
理由は単純で、自然ととても近い暮らしだからです。自然に「待った」は効かず、急な事件は突然に起こるものです。
例えば思い付く緊急事態を以下に列挙してみます。
害虫・害獣の出現
これは一番厄介かもしれません。特に我が家は小高い丘が古民家のすぐ裏にあって、害虫のムカデが高頻出です。夜行性とはいえ特にシーズン中(5,6月や9,10月)は、昼夜共に出現してきます。
そんな時、一人でびっくりして、一人で処分するのには大変な精神力を伴います。
こうしたシチュエーションで、夫が家にいてくれると「今処分した……!」と報告するだけでも精神的に助かるものです。
地域によってはイノシシやシカ等の害獣被害もあると思います。
庭や畑に力の強い獣が現れた時、被害が無くても男手がそこにあると思うだけで安心感が違いますね。
天気の急変
例えば我が家では、昨年秋に干し柿を作って軒下に干していました。急に強い雨が降った時には、家のなかへ避難させないといけません。
そんな時、二人でサクサク作業ができることでせっかく作った保存食も守れますね。
急な来客
これは田舎独特の文化かもしれませんね。何かと地域の人たちが家の敷地を出入りします。
時には野菜を持ってきてくれたり、回覧板を届けにきてくれたり、地域情報誌を手渡しにきてくれたり。
そんな時、夫が「はーい」と受け答えしてくれると、助かります。特に一日に何度も人と会うと疲れてしまう自分にとっては、大変助かることでした。
【2】心の支えになる(※重要)
田舎暮らしをしていると、よく分からないことも「自分で問い、自分で決断」の心構えが重要になってきます。特にこれまで都市部で暮らしていた人がいきなり地方暮らしに突入する場合は、多少なりともばたつく時間が数年は続くと思います。
例えば私は、やはり「虫対策」にヒヤヒヤしました。生き物の生態を調べ、対策を考え、実行に移す。虫に限らず、こうした作業の連続という感じです。
一人悶々と考え続けるより、二人で知恵を出した方がいいことも多いですよね。
夫が自宅に長時間いてくれれば、相談できる時間も増えます。また、状況を共に体験してもらうことで、本当の理解を得られることもあるでしょう。話を伝えるだけでなく、相手にも怖さや大変さを直接感じてもらうことは、最も重要ですね。
【3】小さな雑務をお願いできる
例えば私が「すごく助かったな」と思うのは、回覧板を回してもらうことでした。地域の回覧板ってあるじゃないですか。私が暮らす地域でも、結構頻繁に回ってくるんですね。
隣の家までうんと遠いわけではないですけど、小さなことでも「タスク」になります。そんな時、夫が家にいてくれて、お散歩がてら回覧板を届けに行ってくれると随分ラクに思えました。
小さいことでも「やってもらえる」ことで、精神的な負担減へと繋がりますね。
【4】一人で居るより仕事がはかどる
在宅で、かつ一人で作業していると、だらける瞬間って生まれてしまいがちですよね。特に在宅慣れしていない人にとっては、より大きな課題だと思います。
私は今年で在宅歴4年目ということもあり、結構慣れてきているつもりですが、体調や精神に左右されて、未だにだらけてしまうこともあります。
そんな時、家で在宅ワークをしている人が家に二人いれば、お互いきちんと作業しているか見守ることができます。
行っている作業は別物でも、相手が作業をきちんとしている様子は伝わってきますし、自分も真剣な姿勢を見せないとな!と思うようになりました。
【5】ランチを共にできる
夫が出勤している時は、ランチは一人で取っていました。新聞を読みながら、ユーチューブを見ながら、ラジオを聞きながら、など一人ランチでも楽しい時間は余裕で作れます。
ただ、たまにはランチ時に誰かとお話することで息抜きとなり、午後の作業も一層頑張れるようになります。モチベーションの維持ですね。そのことを理解しました。
一方、これまで出勤していた夫の立場を考えると、その分職場の人とのコミュニケーション機会が減ってしまっているのでは?とも思います。
まとめ
ここまで、これまで通常勤務していた夫が在宅ワークに変わったことで助かった点をお伝えしてきました。
特に田舎暮らしをしている、小さな赤ん坊の子育てをしているなど、パートナーがバタバタする環境におかれているご家庭にとっては、在宅ワークをすることで有難がられるのではと思います。ではまた。